先日、キングダムノートが日々お世話になっている「趣味の文具箱」編集部主催、
素敵な珈琲イベントにお邪魔して来ました。
趣味文珈琲「WRITING TIME」の発売記念イベント。
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え?そうです。
珈琲です。
あの、珈琲。
筆記具ファンなら知らぬ者はいない、筆記具の専門誌「趣味の文具箱」
そんな趣味の文具箱編集部の方々がこの度、珈琲を発売されました。
珈琲と筆記具。
実に親和性の高いアイテムなのです。
喫茶店とノートと筆記具と。
書斎とマグと筆記具と。
あらゆるシーンで活躍する筆記具ではありますが、
珈琲との相性はより一層のもの。
珈琲を飲んで心を落ち着かせ、紙面と向き合う。
リラックス効果のある珈琲ならでは、そして何より
同じ「嗜好品」である、ということ。
筆記具と同じく、「正解」の無い素敵な世界で繋がっています。
イベントは三部構成。
第一部では、この珈琲の開発にあたり製造協力元となったコーヒーインストラクターの方から、
体験型珈琲講座。
「味の好みに正解は無いが、『良い珈琲』はある」と。
筆記具も同じですね。
好みに正解はありません。
が、
良いもの、良質な筆記具を知るという事は何よりも大事な事かもしれません。
第二部では趣味の文具箱副編集長による「ジャーナリング」体験。
書く事で、自分の頭、心の中を整理し、クリアに、そして前向きにしていく
筆記を通して自分と向き合うことの出来る時間を、体験しました。
この日のお題は「全て」そして、5分。
普段、パソコンと格闘しながら仕事をしている身に、
書く事が好きであるとはいえ
5分、そして無限のテーマの難しい事。
気が付けば、箇条書きで何やら諸々支離滅裂色々ゴチャゴチャ・・・
考えず、ひたすら、書き続ける!
とはなかなか難しいものです。
皆さんも是非、書き続けてください。
ただ、ひたすらに。
思いつくままに。
筆記している時間の自分、
そして紙面に吐き出された自分。
そこから何かを得る自分。
書く事で、自分と向き合う。
なんとも素敵な時間でした。
改めて、筆記具に携わるこの仕事のありがたさ、有意義さを痛感。
第三部では、おなじみ文具ライター小日向 京さんによる「筆欲ワークショップ」。
珈琲を飲みながら、そして珈琲を使いながら、
書く事の愉しみ、書く事への欲を自分なりに表現する、
至福のひとときを演出してもらいました。
葉書に、珈琲染みをつくりそこへ文字を足していく、という行為。
普段何気なく紙と万年筆で筆記しているだけで
それこそが特別、ボールペンやキーボード、スマホでは味わえない
手で書く事、という大事にすべき事——。
そんな思いが
琥珀色の水滴が紙面に染み込んでいく様をじっくり眺めていると
紙に吸われるインクの流れ、動き、そして時間。
書くという行為の深層を垣間見たような、不思議な感覚になりました。
珈琲、
筆記、
そして、時間。自分の、時間。
この忙しない日々、情報化社会、どれだけ無意識に捨ててしまっていることでしょう。
ゆっくり。
のんびり。
おだやかに。
言葉にすると軽やかな響きになってしまいますが、
改めて、
“意識”しないとただ流れてしまう”無意識”が
“有意義”の源ではないかと。
ひとり、脳が絡まったまま岐路についた、そんな”有意義な”時間でした。
清水編集長、井浦副編集長、趣味の文具箱、枻出版社の皆々様。
コーヒーインストラクターはじめ芳醇な空気を提供してくださった皆様。
そして小日向 京様
ありがとうございました。
筆記具を介して、
様々な風をここ新宿から起こして行けます様に。
素晴らしい世界が広がる事をただ願いながら
こだわり
そして
嗜好の世界を
今後とも皆さんと共有していきたいと思います。
終わりに。
珈琲好きが高じて軽い病のようにカフェや喫茶を練り歩く日々。
そんな思いが溢れ工房 楔さんにおねだりし続けた珈琲 杢。
まだ、あります。
一度、ご覧あれ。
珈琲の木の杢。
きっと、あまりお目にかかれない希少なボールペンです。
インク沼、とはよく言ったもので。
万年筆沼。珈琲沼。
世の中、沼だらけ。
この際、気をつけるというよりも、
皆さま
童心に返り、
泥だらけになって楽しみましょう。
無垢な気持ちで。
いつまでも。
S
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