ある日突然、
特に頭の中の欲しいものリストに入っていない物が、
「あれ…無性に惹かれる」
という経験は無いでしょうか。
先日、ある万年筆を手に取った時、
本当に突然興味をもった万年筆があります。
それは本当に突然で、
なぜ今…と自分でも不思議に思うほど…。
それは黒柿軸の万年筆でした。
PLATINUM万年筆とコラボレーションした
キングダムノート別注品です。
2018年に発売し6年経過しておりますが、
黒とダークブラウンのマーブル模様がなんとも美しい。
実は「黒柿」とは通称であり、
“黒柿”という樹の科目属性があるわけではありません。
樹の種類としては柿の木。
カキノキ科・カキノキ属に分類されます。
柿の木は橙色〜淡黄色に近い色味をしています。
しかし稀に柿渋の元であるタンニンが変色し、
黒色が年輪の中心部に入ることがありこれを「黒柿」と呼びます。
その個体は1万本に1本。
非常に貴重で高価な存在として木材界に君臨しています。
東アジア原産の固有種で、
秋に甘くておいしい果実をたわわに実らせる柿の木。
そんなに身近な樹木からこんなに美しい木材が産出されるとは驚きです。
もちろん、木軸ですので一つとして同じ模様は存在しません。
まさに自然が作り上げる芸術品です。
この黒柿を発売時、
もう一種の木軸も発売をしています。
その話はまた次回…
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