永く使いたい。天然素材+伝統技術=至高の万年筆

2017年12月28日

北欧の暮らしのキーワード「ヒュッゲ」が話題になっている昨今。

北欧の暮らしの理想には、

「受け継ぎ、ものを永く、大切に使う。」という考え方があるそうです。

手をかけてずっと使えるものを選ぶことは素晴らしい。という概念。

万年筆もそう。だったらいいな。

先日、出先のお店で見かけたのは、
北欧の蚤の市やヴィンテージショップから仕入れられたという
味わい深い色になったかご。

リトアニアのかご、ですって。ほうほう。

どっしり、しっとりとした佇まい。

ツヤツヤとした濃い色のものもあり、
ざらりと乾燥し、白っぽい模様の出たものもあり。

天然素材って、やっぱりおもしろい。

そしてこちら、そんな天然素材の万年筆。

◆プラチナ 万年筆 出雲 竹編み 横網代 #10 トラフ

伝統工芸の竹細工によってうまれた万年筆。

竹素材の陰影、繊細な色合いが見事

・「横網代」(よこあじろ)、と読みます。
独特な傾斜の編み柄のこと。

・トラフ=「虎斑竹」
斑菌と呼ばれる菌類によって特徴的な黒い斑紋がある、
模様が美しく、貴重な材。江戸時代から珍重されている。

複雑な模様と、材の繊細な色合いが美しい。

背筋が伸びるような気高さと、あたたかみがあります。

ひとつひとつ、熟練の職人によって丁寧に作られています。

耐久性を高め表面の光沢を出す「油抜き」、
適当な大きさに切り出す「荒割」、幅を揃える「幅取り」を経て作られたひごを、

およそ幅2mm、厚さ0.2mmの竹ひご36本を使用して軸に編み上げます。

そして、表面に漆を施して仕上げ。

なんと、大変な工程でしょうか…

※プラチナ万年筆の公式サイトには、製作工程の動画もあります。
 そちらも面白いのでぜひ。

・茣蓙目(ござめ)の2種類は染色し錆漆仕上げを施します。

◆ プラチナ 万年筆 出雲 竹編み 茣蓙目 #1 アンコクショク

光沢と、立体感!

◆プラチナ 万年筆 出雲 竹編み 茣蓙目 #15 ベニカバイロ

紅樺色。江戸時代からある色の名前だそう

写真だけで見ていたときは
なんだか重そう、と思っていたのですが、
実際にはわりとコンパクトサイズ。

竹素材なので、重量も思いのほか軽いです♪(約30g)

手のひらに乗せ、
職人技をじっくり味わいたい逸品です。

ご注文は、こちら

※職人による手作りですので、sold outになりますと
次回入荷までお時間がかかります。どうかご容赦ください。

古くから受け継がれてきた竹細工の技術が、

万年筆という、手のひらサイズに
ぎゅっっと凝縮されているのです。

永く、大切に使いたい。

いつか、いつか。

遠い国からきたヴィンテージのかごみたいに。

この万年筆もいつか、未来の誰かに
大切に受け継がれるのかも?なんて。

どこかの、だれかに。
皆様に。

素敵な出会いがありますように。

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