美しい艶を持つエボナイト。
古くから万年筆の軸やペン芯に用いられてきた素材です。

【エボナイト素材の筆記具について書かれた過去ブログ】
▪過去ブログ『価値あるものを求めて~エボナイト素材~』の記事はこちら >>
▪過去ブログ『masahiro 始めました』の記事はこちら >>
▪過去ブログ『漆塗り万年筆の魅力と危険性』の記事はこちら >>

エボナイト軸のペンはその手触りの良さと独特な色合いで、今もなお高い人気を誇っています。

当店でもエボナイト軸のペンはお取り扱いがありますが、店頭での展示を控えさせていただいています。
それはエボナイトが紫外線や湿気に弱い性質を持っているためです。

エボナイトはまるでとろみを彷彿させるような艶があり色鮮やかなのが特徴です。

しかし、経年変化や使用/保管環境で、褪色(正しくは曇り)や変質をする特性があります。

エボナイトはゴムを硫黄によって固めたものですが、この硫黄が紫外線や、空気中の水分によって「硫化」することで変色や変質が発生します。

根っから文系の私には何のことか分かりません…。
百聞は一見に如かずということで一緒に画像をご覧いただきましょう。

キャップによって密閉され、保護されていた部分はきれいな光沢を保っていますが、常に光や空気に触れていた部分は褪色し、表面が少しマット調の風合いに変化しています。

拡大をして見てみましょう。

▪艶を保っている部分

▪褪色し艶が損失している部分。

逆にこちらの万年筆は胴軸はきれいな艶を保っていますが、首軸が色褪せてしまっています。

▪艶を保っている部分

▪褪色し艶が損失している部分。

このような経年変化は、純粋なエボナイトであるがゆえに起きる現象で、共に過ごした証です。
例え磨いたとしても完全に新品の状態に戻すことは難しいです。

過去にエボナイトの手入れ方法について、
私共で取り扱いをしているmasahiro万年筆にご教示を仰ぎ、

『純毛のニット素材の生地で拭くと曇りが軽減される』
と教えていただいたことがあります。

もちろん元の状態には戻りませんが、エボナイトのペンをお持ちの方は、もう着なくなったニットでお試しいただいてはいかがでしょうか。

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話は少し変わりますが、
パイロットはエボナイトの変色を防ぐため“漆”を用いました。

カスタムURUSHIやカスタム845は軸の素材はエボナイトですが、表面を漆仕上げにすることで、エボナイトの質感を保ちつつ、紫外線などによるエボナイトの変色を防いでいます。

カスタムURUSHIは展示しています!

展示をしていないエボナイト軸のペンを店頭でご覧になりたい際は、お気軽にスタッフへお声掛けくださいませ。

エボナイトの経年変化も魅力の一つと捉えるユーザーも多く、使い込むごとに味が出てくると思い入れもひとしおですが、できれば最初のころのように綺麗に保ちたいという方がおられるのも事実。

なるべく経年変化が進行しないようにするためには、乾燥した暗所での保管をお勧めします。

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