夏場の暑さを身体が覚えていたせいか
秋、あっという間!
もう11月です。
はやいものですね。
はやすぎるほどですね。
さて、過ぎ去った10月の、ドイツ情報。
と来ると、またドイツか!
とそろそろ思われそうなので、今日は色味について。
因みにドイツ情報は、青山公園で行われたドイツフェスティバルでした。
皆さん、ぜひ来年どうぞ。
さて、色味。
インクの?
いえ、国旗の。
国旗??
国旗の色味???
はい。皆さんは各国の国旗の色の由来、耳にされたことはありますか?
勿論、諸説ありますが・・・
例えば日本
日、出ずる国
とはよく言いますが、
赤は博愛と活力、白は神聖と純潔を意味するとも言われています。
という事で、万年筆に纏わる代表的な国の国旗の色情報。
フランス。
青は自由を、白は平等を、赤は博愛を表わす。
ご存知ウォーターマンをはじめ、デュポンやカルティエなど、多くの高級万年筆を排出。
イタリア。
そのフランスの国旗を由来とする、国民性が万年筆にも現れる、甘美で明朗なデザインが特徴の同国。
緑は美しい国土、白は雪、赤は愛国の熱血を表わすと同時に、自由、平等、博愛も意味しているといわれています。
アメリカ。
赤の線は母国イギリスを、白の線は独立を象徴。
独立心の強いこの国ならではの独自のアイデアが生きたペンを数多く創り出しています。
スイス。
シュビッツ州人の楯の色、赤に白十字の標識。
手堅いイメージで支えられた絶対の信頼を盾に、
世界的なシェアを、実用性伴うデザインを、
数多く生み出しています。
等々。
ご存知でしたか?
むむむ、ドイツも。
19世紀始めナポレオン軍との戦いに参戦した学生義勇軍の軍服の色を取り入れたもので、
黒いマント、赤い肩章、金ボタンに由来し、自由と統一の象徴だそう。
また、それぞれ勤勉、情熱、名誉を表わすとも言われています。
(ドイツ製万年筆の素晴らしさは個人的な想いが強く出てしまうため、今回は割愛させて頂きます。)
さて、色味ばかりを並べて何を??
ぜひ今までと違った観点でお手持ちのペン、インクを選んでみては?と。
自由な生き様が憧れ→フランスの青!イタリアの緑!
青もフランスも好きだから青いペンを探そう
緑もイタリアも好きだから今回は緑のインクを見つけよう!
ですとか。
普段何気なく見ていたペリカンの赤い軸が
ドイツの国旗で赤が「情熱」となると
情熱といえばイタリア、の一般的イメージに負けじと
ドイツメーカーの赤軸を1本手に入れなければ!
いやいや、「情熱」より「活力」でしょう。
日本メーカーの赤軸を探さなければ!
ですとか。
シンプルな黒いペンも、今までと違った一面を見せてくれそうです。
自分の持つペンやインクの色味に、
小さな違いですが別の角度から、新たな見え方を発掘してみては如何でしょうか。
こじつけは素敵なこだわりです。
好きな色、万年筆、メーカー・・・
貴方ならではの理由、こだわりを、個性を、
今日も沢山の方が咲かせてくれますように。
実りの秋。
美味しい洋梨
あ・・・
美味しい食べ物、と供に、色味の美しいこの時季を。
ともあれ、節目。
お身体、ご自愛下さい。
S