セーラー万年筆
伝統漆芸 麗 輪島 曙塗
セーラー万年筆 伝統漆芸 麗(れい)シリーズは
全国各地の漆芸品を製品化するというコンセプトで
2019年に登場しました
第一弾として発売されたのは
「輪島 曙塗」「輪島 溜塗」「津軽錆塗」の3種です
漆の語源には諸説ありますが
その一つと言われる
「麗(うるわし)」は
美しくきらびやかな様子を意味する言葉です
みずみずしく艶のある漆の様子をよく表しています
そんな「麗」の名がついた今作は
万年筆本体はもちろん
付属品も日本製にこだわって作られています
日本の伝統の美しさや奥深さを
存分に感じられるシリーズとなっています
お正月に漆器をご使用される方も
多いのではないでしょうか
今回はその中から
「輪島 曙塗」をご紹介いたします
曙塗とは、朱色で中塗りした上から
黒色で上塗りをする塗り方です
黒色からところどころ朱色が見えるのが特徴で
夜明けのように、暗闇(黒)から
太陽の光(朱)が射しているように見えることから
「曙塗」と言われます
曙
もうすぐ夜明けです
また、胴軸の後方には
漆塗りの中でも困難とされる
ぼかし塗りの技法が用いられています
ぼかし塗りとは
異なる色の漆をぼかした塗り方の事です
漆は粘りが強く微妙な濃淡をつけるぼかし塗は
非常に高度な技術を必要とします
柔らかくかすみのように
ぼんやりと色が重なり合う様子は
手仕事ゆえに同じ濃淡にはならず
一本一本個性を持った味わいのある表情が魅力です
漆塗りは輪島漆塗師である
隅 祐智(すみ まさのり)氏により
手がけられています
昭和50年代の漆工房に弟子入りし
輪島塗歴は40年です
輪島塗の製作は120~130の工程があります
下作業から
下塗り
中塗り
上塗り
磨きと
すべての技術工程を習得する数少ない職人の一人です
そしてペン先は
セーラ万年筆が誇る21金のペン先となっています
専用箱は
木目が細かく高品質な国産桐を使用した桐箱です
桐箱は
漆製品の保管に最も適ししていると言われます
桐には調湿機能があり
湿気やカビから守ってくれる他
天然の抗菌・防腐・防虫効果も備わっています
また結紐には真田紐が使用されています
真田紐は通常の織物の
4倍以上の糸を圧縮して平たく織られます
伸びにくく丈夫で
「世界一細い織物」とも言われます
千利休も茶道具を入れる桐箱に真田紐を掛け
紐の柄で自分の持ち物だと
分かるようにしていたそうです
付属のペンシースは
正絹の着物をほどいた生地を裁断して製作されており
一つ一つ色や柄が異なります
すす竹から手作業で削りだして作られた爪に至るまで
手作りで仕上げられています
上質な正絹の滑らかな手触りは
美しい漆万年筆の保管にぴったりです
日本製にこだわり
伝統的な漆塗の技法と万年筆が見事に調和した
芸術品と呼ぶにふさわしい逸品です
本年も残すところあと3日
新年に向けて漆塗りの万年筆はいかがでしょうか
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SAILOR
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※2024年12月30日の新着中古にて販売します
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