音楽、特にクラシック好きにはたまらない万年筆。
2014 パトロンシリーズが昨日入荷しました。
くぅーっ。
音楽界における功績を考えると、
そのうちドネーションシリーズで出てくるのかなぁ～
などと思っておりましたが、随分豪華に登場して頂きました。
おめでとうございます。（？）
『世界ピアノメーカー御三家』
壮大な枕詞が付く中でも突出したメーカーではないでしょうか。
世界の有名コンサートホールの９割ともいわれるシェアを占め、
一流ピアニストにも愛される存在。
現にスタインウェイを追って日本でもヤマハやカワイなど名ピアノが存在しますが
都、近郊のコンサートホールを例に挙げても
サントリーホール/スタインウェイ
文化会館/スタインウェイ
紀尾井ホール/スタインウェイ2台
王子ホール/スタインウェイ
オペラシティホール/スタインウェイ4台
朝日ホール/スタインウェイ4台
等々。
（勿論スタインウェイ以外のピアノも各ホール置いてありますが）
ピアノは他の楽器と違い簡単には自分の楽器を運んで、とは出来ないので
コンサートを開催するホールにある程度のピアノが無いと…という訳で、
各ホールコンサート向けのスタインウェイを軒並み常備しています。
さて、御三家の他のメーカーは
ベヒシュタイン（独/ドイツ）
ベーゼンドルファー（墺/オーストリア）
といわれています。
ベヒシュタインは残念ながら軽くしか触ったことないのでそこまでわかりませんが…
ベーゼンドルファーの深く厳正な音色と重いタッチに、偏った愛着を抱く私情を差し引いても
スタインウェイは華やかで力強く、コンサートの様な大舞台で圧倒的なパフォーマンスを披露出来得る名器だと思います。
誰もが認める名ピアノ、スタインウェイ。
但し名ピアノ、名ピアノメーカーといえども超大量生産とは程遠い、
同じ型でも弦の具合、木の具合、はたまた調律の具合、
1台とて全く同じ音色を奏でるピアノは存在しないかもしれません。
奥の深い世界です。
スタインウェイ社の創業は1853年 通算生産台数は約60万台！
（のちにアメリカと共同経営、その辺は除く。）
スタインウェイの功績による当時の特許は100にも上る、
そんなピアノ生産の最先端を走る名メーカーでした。
対して個人的に大好きなベーゼンドルファー社は
創業1828年とスタインウェイよりも早い段階での創業ながら通算生産台数はなんと5万台ちょっと。
同じ御三家の名メーカーですが、面白いほどに差があります。
が、評価も軒並み高い双方。
どちらがより優れ、どちらがより価値が高いのか、というよりも
それぞれの素晴らしい点が歴史、規模に関わらず愛される、そんな世界。
（因みにヤマハは1900年からピアノを生産し、なんと600万台、スタインウェイの10倍！）
奥の深ーい世界です。
そんなピアノ単体に加え、
ホールの形、気温湿度、オーケストラ、作曲家、指揮者、各楽器、演奏者・・・
数え切れないほどの条件が音楽を構成しています。
奥の深すぎて眩暈のするような世界です。
だから魅力的。
もはや魔力的。
汗
弾く場所、弾く人、弾く曲、
様々なケースでそれぞれの相性、好み、
正解の無い世界という点では筆記具と同じでしょうか。
世界的シェアはさておき、
音色、タッチ、余韻、あらゆる点で好みがわかれる趣味嗜好の世界。
楽器と同様筆記具もそこに属します。
インク、紙、そしてペン本体。
使う人により様々な相性があります。好みがあります。
筆記具界のシェアに惑わされず、是非ご自分に合う1本を広い世界から探してください。
筆記具も奥の深い深い世界です。
キングダムノートで、その世界の素晴らしさを堪能する――。
皆様にとって当店がそんな場でありますように。
追記
キングダムノートスタッフとして無理やり筆記具メーカーに当てはめるならば
スタインウェイ→やはりモンブラン？
ベヒシュタイン→ペリ・・いや・・・
ベーゼン→ゾネ・・・うーん。。。
・・・・
あ、無理矢理でも無理でした。
はい、本日はピアノのお話し？
また長々と・・・（――；）
御三家の他にも
プレイエル、ブリュートナー、ファツィオーリ、エラール、等々
名メーカーは数多く、
コンサートホールに名ピアノがあっても自分のピアノを運ぶピアニスト、
それぞれのメーカーのピアノを愛した名ピアニストをはじめとする音楽家
ホールや指揮者やオケや
話したいことは山ほどあるのですが
そもそもモンブランから発売されたパトロンシリーズの話しでしたね。
たった1人のパトロンに熱くなってしまう人がここに居るように、
多くの物語のある人物が名を連ねるパトロンシリーズ。
キングダムノートにも大勢並んでおります。
皆様の身近な、お好きな、思い入れのある、人物はどなたでしょうか。
モンブランといえば、で繰り返しになりますが、
お売り頂く筆記具の中に1本でもモンブラン製品があれば
只今なんと下取20％UP！！
通常10％の下取交換が倍お得に！
この機会をお見逃しなく、ぜひ貴方と相性の良い1本を見つけてください。
それではまた。
良いペンと良い珈琲と良い音楽、あと秋なので良い洋梨と
芳醇な人生を！
S
written by スタッフ
 |
 |
 |
 |
 |
