皆様は旅行は車で出掛ける派ですか?電車で出かける派ですか?
車で自分のペースで移動するのも便利ですが、列車に揺られながら
次々と変わる車窓の景色を眺めてこれから訪れる土地への
想像を膨らませるのは、とても贅沢な時間です。新幹線が次々と開通される一方で、最近は九州を走る豪華列車
「ななつ星」での贅沢な旅行も人気です。
「ななつ星は日本のオリエント急行」とも呼ばれていますが
先日キングダムノートには本家のオリエント急行が到着しました。
エス・テー・デュポン 万年筆 オリエント・エクスプレスプレステージ ライティングキット
S・T・デュポン社が、伝説の列車「オリエント急行」にオマージュを捧げた逸品です。
「オリエント急行」は今から100年以上前に誕生した豪華列車です。
長い歴史の中で様々な国とルートを走ってきましたが、現在の「オリエント急行」とは
代表ルートイギリス・ロンドンとイタリア・ベニスを、一泊二日の旅で結ぶ
「VSOE(ベニス・シンプロン・オリエント急行)」を言います。
「走る貴婦人」と呼ばれるオリエント急行は内装も美術館さながら。
美しい寄木張りやルネ・ラリックのガラスパネルが壁に施された食堂車、
繊細なモザイク画のタイル床の洗面所。
重厚感のある個室は創業当時の高級ホテルを思わせます。
乗客の服装にはドレスコードがあり、ディナータイムは男性は
タキシードまたはダークスーツ(要タイ)、女性はイブニングドレスで盛装。
たとえ日中でもジーンズ・サンダル、スニーカーはNGとの事です。
S・T・デュポンのオリエント急行は濃紺とオフホワイトのラッカー、
窓ガラスを表すマザー・オブ・パールが「貴婦人」と呼ばれる車両を忠実に再現し
クリップは列車の煙突の形をしています。
ペーパーナイフを内蔵した土台には車輪の装飾が施され、ペンを置いてみると
今にも走り出しそうです。
筆記具というよりは美術品のようで、眺めているだけでも楽しい一本です。
更に「オリエント急行」といえばこちら
推理作家アガサ・クリスティの1934年の代表作「オリエント急行殺人事件」
トルコ・イスタンブールからフランス・カレーに向かうオリエント急行内で
殺人事件が起きる。居合わせた名探偵エルキュール・ポアロが
推理に乗り出すが、乗客全員にアリバイがあり・・・。
考古学者の夫に同行して中東に赴くために度々オリエント急行に
乗車していたアガサ・クリスティ。
車窓の景色を眺めながら、この作品の構想を練ったのでしょうか。
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