サクラチル

2018年04月03日

世は春。

東京は桜の季節を過ぎ、あちらこちらで上を向く穏やかな視線が

日々の喧騒に負けんとする鋭い眼光に戻りつつあります。

今年も桜がくれたもの。

日本人の心に深く根付く”趣(おもむき)”の心。

筆記具を通して、皆さんの万年筆にも春の”趣”を取り入れてみては?サクラチル

桜。

老若男女問わず、心躍る風景。

一年を通してこれほどまでに人々を魅了し、癒しを与える木々が他にあるでしょうか。

夏の緑、秋の赤に黄色、

様々な彩りが日本の四季を飾りますが、

やはり桜は別格のような気がします。

日本の美しい"サクラ"

さて。

皆さんは、サクラモリ、ご存知ですか?

「桜守」

それは、文字通り桜の木を守り、育て、世話をする仕事を指します。

この時季になると話題に上がる事も多い、桜守。

単に桜の木の状態を観察する、といった単純な表現で済ますなかれ、

途方も無く深く、そして尊敬に値する世界なのです。

桜の健康診断。

花がいつ咲いたのか、蕾の数はどうか、をはじめ、

花が咲く季節以外に、葉がいつ出た、茂り方はどうか、枝はどれだけ伸びたのか、いつ落葉したのか。

一年を通じて起こる桜の変化で健康状態を診断し、過去の状態や他の木々と比べ、

周囲の環境の変化や時間の流れも把握し続けなければなりません。

東京をはじめ、全国各地で話題になる桜の名所は大半が「ソメイヨシノ」。

桜とは、実に繊細な木であり、自生し自然に育つことは出来ません。

水に弱く、土壌環境にも繊細。

人の手を介さねば、美しく咲くことは困難といわれています。

今の日本の桜の9割以上が、江戸時代に交配種として開発されたソメイヨシノ。

桜の中では比較的手のかからない、生長の早い種。その分、寿命も短いといいます。

樹齢は50~60年ほど。

ソメイヨシノは種をつけない、またはつけても発芽しない品種なので、自力で繁殖する力もありません。

花が咲く時間が短く、樹齢も短く、繁殖力も弱い。

このはかなさが、人々の心を掴む一因かもしれません。

そんなソメイヨシノに対し、環境の維持、健康状態の維持で何百年という銘木が生まれるのが

所謂「山桜」。

多様なサクラ

品種改良を行わず、種から人の手で世話をし、育て、数十年という時間をかけ大木へと成長する山桜。

桜守とは、吉野の里を筆頭に、何世代にも渡り桜を世話する美しい仕事人の事。

花が咲く時季は一瞬。

その瞬間のためのみならず、桜が健康に、長く、生き続けるために生活を捧ぐ稀有な職業です。

50年以上もかかる成長スピードは、時に自らの命の先に完成する(完成という言葉は自然に相応しくないかもしれませんが)

ということを意味します。

想像もつかない世界。

自分の死後の美しさのために、人生を捧ぐ。

自分の仕事の結果が生きているうちに知ることが出来ない――。

美しく、なんと荘厳な世界。

街で人々を魅了する桜を世話する方々、

そして山に、里に咲く桜を一生かけ世話する方々。

365日を重ねる一年の2週間足らずに、このようなドラマが潜んでいるのです。

“万年”筆を扱う職業ではありますが、”何百年”の木々に命を懸ける方々には、尊敬の念、のみ。

心を満たすモノ。

それは、景色とともに筆記具にも言えること。

その瞬間、ひとときを大事にすることは勿論、

万年筆はじめ筆記具の世界も、長く愛し、育て続けることも魅力のひとつですね。

お気に入りの万年筆を眺めながら、

自分の筆記具達への愛情を再認識すべき時季、それが”春”かもしれません。

心穏やかに、気分新たに、目の前の筆記具と向き合ってみては如何でしょう。

桜、春をモチーフにしたインクとともに。

散った桜が再び輝くチャンスを、貴方の手元に。

>>>サクライロ、ツナグ。こちらから。

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