ビンテージ万年筆の中でも人気の高いMONTBLANCの2桁シリーズ。
1960年代の発売から50年以上の月日が経ちますが、
今もなお比較的手に入りやすいビンテージ万年筆の一つです。
上位ラインの#1xに始まり、#2x、#3xと廉価ラインが製作され、
また反対に高級ラインの#7x、#8x、#9x等実に幅広いラインナップで
多くの人々に愛されてきました。
今回はそんな2桁シリーズを一つずつ整理していきたいと思います。
(自身の備忘録も兼ねて。。。笑)
まずは上位ラインの#1xから。
#1xは”Meisterstuck”(=一級品、傑作)の名を冠した高級ライン。
ペン先には18金ウィングニブが採用され、尻軸にはリング装飾が施されています。
外観からはキャップの山形リングで簡単に見分けることができますね。
ちなみに一桁目は“2”と”4”で分かれますが、
サイズの小さい方が “2”、大きい方が”4”です。
(これはシリーズ共通。)
軸の色はブラックの他、バーガンディ、グリーン、グレーがあります。
(これもシリーズ共通。)
特にグリーンとグレーは希少で、当店にもなかなか入ってきません。
嗚呼、グリーン欲しい。。。
続いて普及ラインの#2x。
#2xはいわゆる#1xに対するセカンドライン。
ペン先は14金ウィングニブ、#1xにあった尻軸のリング装飾はありません。
キャップのリングは2連リング、#2x=2連リングで分かりやすいですね。
軸の色は#1xと同じラインナップ。
また、#2xラインには#22Pというカートリッジ式のモデルや、
#23という金張りキャップモデルがあります。
いずれも#22の派生モデルですが、
#22Pは尻軸の底が透明オレンジの樹脂になっていたり、
#23はキャップのデザインが#7x、#8xラインとは異なるなど、
かなりレア度高めです。
見つけたらいいことあるかも。笑
そして、#24には軸がスケルトンのデモンストレーターなる
激レア中の激レアモデルがあるらしいのですが、
未だ当店でもお目にかかったことはありません。。。笑
もしお持ちの方がいらっしゃったら、
是非是非是非是非っ!!!キングダムノートにお売りください!!!
目一杯の金額でお買取させていただきます!!!
ではではMONTBLANC2桁シリーズの話、第1回はこの辺で。