多彩な樹脂軸を多く製造する
イタリアの古参ブランドアウロラ
その中でも異彩を放つ深いグリーン一色の軸に
金の装飾を施した限定モデル
ダンテ・アリギエリ

Dante Alighieri ダンテ・アリギエリ は
世界文学において最高の評価を受ける
“神曲”を生み出した
イタリアはフィレンツェの詩人です

彼の作品が後の文学史やルネサンス文化に与えた影響は大きく
例えば現在用いられているイタリア語の基礎は
神曲によって作られたとされています
そんなダンテをオマージュした限定モデル
ダンテ・アリギエリ
深く暗いグリーンのボディ
金の装飾パーツが味付け程度に配置されています

イタリアメーカーのアウロラの
限定モデルと言えば
万華鏡のように様々な色が混ざり合った
明るい色彩の軸が特色なイメージ

それに対し
このダンテ・アリギエリは
言葉を選ばずに言えば「アウロラらしくない」と
感じる方が多いのではないでしょうか
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それではなぜ
得意のモザイク柄ではなく深緑一色なのか…

まずはダンテと緑の関係性について
少し語らせていただければと思います
ダンテの生きた時代神曲以前の中世において
緑とは不浄の色とされていました
当時の技術では緑は不安定な色で
光に当たると変色し保存が難しいという理由から
「悪魔の色」として忌避されていたのです
ダンテは
神曲・煉獄編の最後において
「清らかな緑濃い神の森」に到達します
驚くべきことに
当時「悪魔の色」とまで言われていた緑色を
正反対の「清らかな色」や「神の色」として
表現に何度も用いています
そして緑を失った森を
生命力や希望の喪失を象徴するもの
として描いています
ウォルター・クレイン, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で
神曲が偉大な作品であると評価されるにつれて
緑色は神の如き色や美しい自然の色
という認識がされるようになりました

後の世に与えた影響を鑑みるに
緑色とはダンテのための色である
と言っても過言ではないのでしょう
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そして
ポイントで配置された金色のパーツ
まずは
トップ・センター・ボトムに
配置された3つのリングには
月桂樹の葉が円を描くように刻印されています

月桂冠は勝利や栄光を意味し
文化的な功績を讃えるものを表します
現代に残るダンテ・アリギエリの肖像画にも
この月桂樹を被る姿で描かれており
ダンテへのリスペクトとも取れるモチーフとして
万年筆を飾り立てています
そしてこのモデルの天冠には
まさに月桂樹を被ったダンテの肖像が
刻印されています

話しは反れますがこの天冠に刻印されたダンテ
“左を向いているダンテ”
と
“右を向いているダンテ”
が存在します
過去のブログでそのことに触れていますので
ご興味がある方は是非ご覧くださいませ
こちら>>
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“神曲”
タイトルは知っていても
実際に読んだことのある方は限られると思います
しかしながら
私たちの生きる現代の作品で
度々登場する
地獄・煉獄・天国の
カトリック的表現を定義したとも言える原典
それが“神曲”です
一見地味な構成の万年筆ですが
これこそイタリアが誇る世界で最も偉大な詩人
ダンテの名を冠するに足る逸品です
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今から30年前の1995年に
1919本限定で制作されたこのモデル
新品で入手するのは困難かと思います
しかしキングダムノートなら
中古での入手が叶います
AURORA ダンテ・アリギエリの
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今回紹介した”ダンテ・アリギエリ”のように
今となっては
とても入手困難なモデルも
キングダムノートなら中古での出会いが叶います
まるで宝探しのように
毎日の中古新着をぜひお楽しみくださいませ
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そして今回紹介した
このダンテ・アリギエリの後には
神曲を讃える「神曲シリーズ」が続きます
また機会があればその話にも触れてみたいと思います
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