ペリカンから、2004年~2006年にかけて全4種類が登場した『史跡シリーズ』。
それまで続いた、世界の各都市をテーマとした「都市シリーズ」の流れを汲んでリリースされた4種類のモデルは、ヨーロッパの大都市にみられる象徴的な広場を題材としています。
前編では、「ピアッツァ・ナヴォーナ」「コンコルド」をご紹介しましたが、後編ではいずれも2006年に登場した「ピカデリーサーカス」「グランプラス」についてお話ししたいと思います。
Pelikan ペリカン -世界の史跡から- 前編 はこちら>>
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2006年発売 ピカデリーサーカス
※M620、R620、K620
様々な文化の集積地といわれ、世界的にも重要な金融と貿易の中心地とされるイギリスの首都 ロンドン。
その大都市にあって、リージェント・ストリート、ピカデリー、ヘイマーケット、シャフツベリー・アベニューというそれぞれの大通りが交差する場所に、ロンドンの人々が世界の文化的な中心地であると考えるスポットがあります。
広告や、近隣の家々のネオンに照らされ夜にはまばゆい光に包まれるその広場こそが『ピカデリーサーカス』です。
多くの劇場や小売店が集まるこのエリアには、かつては日本企業の出店や広告の掲示など、日本人にとってもなじみ深い場所となっています。
現在も商業や文化の重要な拠点となっていますが、同時に古くからの建物も多く残っており過去と現在の共存する独特な街並みが特徴的です。
そんな街のエネルギーときらびやかなネオンに着想を得て作られた『史跡シリーズ ピカデリーサーカス』では
レッドやブルー、グレーといったカラーの樹脂が渦を巻くように混ざり合い、サイケデリックな雰囲気を醸し出しています。
首軸や尻軸はブラックに、トリムはシルバーでまとめられ、華やかでありつつモダンな仕上がりとなっています。
2006年発売 グランプラス
※M620、R620、K620
シリーズ最後のモチーフとなったのは、ベルギーの首都、ブリュッセルの中心部にある広場『グランプラス』です。
110m×70mほどの、石畳を敷かれた長方形の広場は、市庁舎や王の家、ギルドハウスといった歴史的な建造物に囲まれさらにその周辺にも多くのモニュメントや施設が集まっています。
ブリュッセル中央駅から徒歩5分という立地もあり、ブリュッセル観光の一大拠点となっています。
古くは中世に建てられたバロック様式、ゴシック様式の建造物ももちろんのこと季節によって多くのイベントが行われるところも見どころとなっています。
特に、2年に一度行われるフラワーカーペットでは、広場を埋め尽くすほどの巨大な花のカーペットが敷かれ、毎回変わるデザインと美しさで訪れる観光客を魅了しています。
中世に迷い込んだかのような歴史的な街並みをイメージした『史跡シリーズ グランプラス』は、赤みがかったブラウンとブルーのマーブル模様でその美しさを表現しています。
また、トリムは建築物の装飾に倣いゴールドに仕立てられ、中世の建築の荘厳な雰囲気をたたえています。
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いかがでしたでしょうか。
都市シリーズの中でも、特定の場所にスポットを当てた『史跡シリーズ』は、実際の景観とリンクする部分もあり、その場所を知るほどにより一層楽しめる限定モデルです。
発売から時が経過し新品で手に入れられることはほぼ無理かと存じますが、
キングダムノートではお買取りがあった際、中古として販売をすることがございます。
出会えた時はぜひお気に入りの1本を携えて旅行に行ってみてはいかがでしょうか。
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