歴史に残る美しい万年筆は有名なデザイナーが手掛けていることがあります。
アウロラのテッシーもそのひとつ。1970年代に建築家、マルコ・ザンヌによってデザインされました。
平らで斜めにカットされた斬新なデザインは後にMoMAニューヨーク近代美術館に永久展示保存されることとなりました。
デザインは現代のガジェットと並べても全く違和感がなく、むしろとてもしっくりくる。時代を超えたデザインだからこその普遍性が今でも魅力的な逸品。
そして、なによりこのボールペンを愛おしく思えるのがその仕組みです。
横にあるバーをスライドさせると芯が出てくる。その上の丸い小さなボタンをぽちっと押すと芯がしまわれる。
こんなにも近代的なデザインにも関わらず、手に取ると思わずくすっと笑ってしまうそのギャップがとても愛おしいです。
アウロラの歴史を語る上では欠かせないモデルですが、現在は既に廃盤となっております。
独特な形状の為、替え芯も専用の「テッシー芯」のみ使用可能です。
廃盤になった今でも替え芯は現行で販売しておりますので、ご安心ください。
正直に申し上げますと、とても書きづらく長時間美しい字を書きたいというご要望ではおすすめできません。しかし、利便性を超えたデザインと愛くるしさを持つ唯一無二の傑作です。是非一度お手に取って頂きたいボールペン。
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