万年筆にインクを補充するには、両用式の場合「カートリッジ」が「コンバーター」が必要となります。
しかもコンバーターにも各メーカーより複数サイズや仕様が展開されていることも・・・
便利だけどどれを使えばいいのか少しわかりづらいコンバーター。
本日はパイロットのコンバーターをご紹介いたします。
パイロット万年筆のコンバーターは現行では2種類ございます。
■CON-40
全体に透明パーツを使用している為、動作が見やすく
内部のインクが上方に溜まったまま落ちてこない(いわゆる棚吊り)などの
現象を防いでくれる4つの金属球が入っています。
インクの残量が少なくなってもスムーズにペン芯に誘導してくれる優れ物です。
現在廃盤となったCON-50の後継ともいえるコンバーターです。
CON-50はキャップレスやショート軸の万年筆に装着した場合、金属パーツに隠れてインクの吸入量が見づらいという欠点があったのですが、CON-40ではパーツのほとんどを透明樹脂に変更することで解決しています。
■CON-70
最大の特徴は何といっても大量料の1.1mlです。
プッシュ式の為、片手で吸入出来る事も便利です。
ちなみにパイロットのカートリッジは0.9ml。
一度に多くの文字を書かれる方には、カートリッジよりもこちらのコンバーターがオススメです。
パイロットの場合は、軸のサイズによりCON-70のサイズが入らない場合がございます。
たとえばキャップレスやシルバーンは両用式ですがCON-70は使用できません。
それに対しCON-40は吸入量が少ないのがネックですが、全ての両用式万年筆に使用いただけます。
ご自身の使用されている万年筆に適合するコンバーターをよく確認の上、お求めくださいませ。
尚、当店で扱っている中古万年筆の中には以前は廃盤となったCON-20やCON-50が付属している万年筆も多数ございます。
もちろん現役でご使用出来ますので、今はもう手に入らないコンバーターもお楽しみ頂ける事と思います。
もし、ゴムが劣化などて破損した場合は現行のコンバーターに御取り替え下さい。
この他、各メーカー毎にコンバーターがございます。
モデルに合わせた専用コンバーターがある場合もございますので、ご購入の様はご注意ください。