ペリカン 新・旧 120

2018年03月06日

先日、ペリカンよりM120 アイコニックブルーの発売が発表されました。
このM120は1950年代に生産されていた#120という万年筆の復刻版。
ということで、本日はM120と#120の比較をしてみようと思います!

「ペリカン 万年筆 M120 アイコニックブルー」

◆ペリカン 万年筆 #120

ペリカン 万年筆 #120

まずは元祖の#120から。

当時の万年筆としては安価な普及品という位置付けの#120。

ボディカラーは単色で、昔からリザード柄・ストライプ柄・トータスシェル柄などの

万年筆を作っていたペリカンからすると非常にシンプル。

金属の装飾も最小限に、一重のキャップリングがあるのみ。

非常にシンプル

しかしながら吸入式、インクビューのある胴軸など

実用としての要素は十分に備えています。

まさに「旧き良きドイツ魂が凝縮されたプロダクト」だと思います。

やや小ぶりのボディは持ち歩きにも便利

◆ペリカン 万年筆 M120

ペリカン 万年筆 M120

では、復刻版であるM120はどうでしょうか。

今回発表されたアイコニックブルーより以前に

「グリーンブラック」というカラーが発売されていますので、

そちらで見比べてみます。

基本的なディティールはほぼ同じですが

よくよく見ると天冠の雛の数、クリップの太さなどが異なっています。

旧モデル、#120

M120。天冠の雛は1羽になり、クリップはやや太めに

そして最も違いがはっきりわかるのがペン先の仕様。

ペン先に凝った装飾が刻印されています。

刻印に注目!

この模様は1889年にペリカン製品の価格表に使われているデザインを採用しているそうです。

この意匠は復刻版ならではの醍醐味!

ペリカンの万年筆は、希少な限定品であっても特別仕様のペン先はあまり採用されません。

歴代のペリカン万年筆の中でも、最も刻印に凝っているペン先といってもいいかもしれません。

ちなみに、M120と同様に復刻版であるM101Nのペン先は当時の刻印を再現したシンプルなもの。

これはこれで素敵

外見は単色、装飾は最小限の「THE・実用万年筆」ですが

キャップを外すと限定品よりも細かい刻印の入ったおしゃれペン先。

M120は単なる復刻版ではない、意欲的な万年筆に仕上がっていると思います。

M120と#120、どちらも欲しくなります

◆M120は新同品、美品多数!

現在キングダムノートではM120グリーンブラックの非常に状態のいい新同品、美品多数!

吸入式の万年筆をお得に手に入れたいという方にはこれ以上ない選択肢になるかと。

数本まとめ買いしてインクをあれこれ入れて楽しむのも良いですね。

>>ペリカン 万年筆 M120の商品一覧はこちら

ではでは、今回はこのへんで。

皆様の素敵なペンライフの一助となりますように。

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