アウロラを代表するロングセラーモデルの一つ、「88」。
88と書いて、イタリア語で「オタントット(オッタントット)」と呼ばれています。
現在発売されている88は、1952年に100万本以上の販売実績を達成した
建築家マルチェロ・ニッツォーリのデザインによるベストセラーを現代に蘇らせたシリーズです。
マルチェロ・ニッツォーリはオリベッティのプロダクトデザイナーとしても知られ、
タイプライターやオフィス機器など多くの名品を世に生み出してきました。
「88」の名前の由来はというと、
全体的に丸みを帯びた、その引っかかりのない滑らかなフォルムが
数字の8をモチーフにデザインされたとのこと。
当時のデザインをみてみると。。。
一切無駄がなく、段差のないすっきりとしたデザイン。
シンプルながらその佇まいは非常に上品で、当時100万本以上売れたというのも納得です。
今見ても全く古臭くなく、むしろモダンな印象も受けます。
因みにペン先はフーデッドニブ、吸入式です。
そして、現在の「88」がこちら。
初期の軸径が約11mmだったのに対し、現行品は約14mmとやや太め。
クリップやキャップリングのデザイン等多少のアレンジがあるものの、
1940-50年代のクラシックな風合いが見事に表現されています。
また、ペン先はオープンニブに変更され、
吸入もリザーブタンク付ピストン吸入式が採用されています。
カラーは黒軸にゴールドキャップやシルバーキャップがクラシックなものですが、
現行品ではオールブラックのモデルや88をベースとした限定品等、
多くのモデルが存在します。
限定品については、また他の回でご紹介していきたいと思います。
そしてお知らせになりますが、
現在中古イタリア5大メーカーが全品10%OFFとなっております。
今回ご紹介した「88」(限定品も!)もございますので、
気になる方は是非チェックしてみてください♪
また、イタリアのペンが好き!という方は
こちらのブログもオススメです♪
「イタリア万年筆のススメ。その色彩感覚とは?」
ではでは今日はこの辺で。
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