ウルシの木の樹液から作られる塗料を用いる「漆塗り」。
ウルシの木は元々中国から日本に渡ったと考えられていますが
近年の調査により、12,600年前の縄文時代には既に日本で生息していたと言われています。
また、ヨーロッパにはウルシの木は存在しない事と
その高度な技術と美しさから、古くから漆器は
「ジャパン」と呼ばれ、王侯貴族から愛されてきました。
漆塗りは万年筆の軸に使われる事も多く、
美しい蒔絵が施された万年筆は海外メーカーからも
販売されていますが、その精巧な加工はやはり「ジャパン」。
日本の職人さんの手による物ばかりなのです。
漆塗りや蒔絵の技術は今も尚、進歩や研究を重ねていて
現代だからこそ作る事が出来た1本が、こちらの万年筆です。
漆塗りの色は一般的には黒と赤で、それぞれに
酸化鉄粉やベンガラなどを混ぜて色を出します。
青い漆も江戸時代に入って開発されましたが
元々の色が茶褐色のために、きれいな青色にはならず
緑色になってしまいます。
そのため、「青漆(せいしつ)」というと、深く渋い緑色
のことを言います。
そこで「緑」ではなく「青」色を出すために研究を重ね
3年の月日をかけて、従来の顔料より輝度の高い
パール顔料を用いる事に成功しました。
水の流れる様子ときらめく水面を、その青い漆と螺鈿で表した
日本国内限定販売 77本のこの万年筆は
いつまでも眺めている事のできるような神秘的な1本で
古くからの伝統と現在の技術を凝縮させた逸品となっています。
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