以前の記事で、セルロイドの香りについてご紹介させて頂きました。
においフェチのわたくし。
気になる「香る筆記具」はまだまだあるのです。
今回は「スターリングシルバー」。
いわずもがな、
スターリングシルバーは
「純銀」素材のことです。
純銀無垢のずっしりとした重量感。
妖艶な輝きのある光沢は、高級素材の貫禄。
えっ臭うの??
と、いうイメージがありますが、
意識して嗅いでみると!
少し香りがありますよ〜〜
シルバー特有の、やわらかな酸味のある独特の香り。
ちょっとほろ苦いような、
重厚でスパイシーなような。
銀とは少し違いますが
幼い頃、鉄棒などの遊具に触れたあと、手が「金属くさく」なったあの思い出が蘇る…
ふとペンを見て
表面の色はシルバーなんだけど、
これって銀なのかな?と迷うとき、ありますよね。
そんなときには嗅いでみるとなんとなくわかります!
※正しくは、シルバーの刻印を見るのが、正統派です笑
シルバーの刻印についてはコチラ!
以前、お客様が
スターリングシルバーの筆記具を
「なんだか人肌みたいであったかい感じがする」と仰ったことがありました。
「人肌みたい」という表現が、
なんだかすごく腑に落ちてしまい、
それから、シルバーという素材には、ロマンチックなイメージを持っています。
人間が作る、
人間に近い素材でできたペン。
もしかしたら
熱伝導率がよいから、という
そんな科学的な根拠があるのかもしれません…ペンによっても違うことですし、わたくし難しいことはわかりませんが…
そんな、
ちょっとロマンチックな仮説があってもいいんじゃないかな〜〜と
思っています。
でも、詳しい方がおられましたら
ぜひ知りたいので店頭で教えてください!
人が丹精込めて作り上げる、
高級素材の万年筆。
ぱっと目にした瞬間、手にしたときに
良いものというのがわかります。
さらに「匂い立つ」魅力を感じると、
より愛着がわいてくるのではないでしょうか….
皆様に、素敵なペンとの出会いがありますように。