魂を受け継ぐもの。「アルマンドシモーニクラブ アルレッキーノII マジックフレックス」

2017年06月01日

OMASが廃業となって早1年以上。

ちょうど1年前に当時の心境を綴ったブログも書きました。

そんな折り、イタリアからなにやら素敵な万年筆がやってきました。

アルマンドシモーニクラブ リミテッドエディション アルレッキーノII マジックフレックス

アルマンドシモーニクラブ リミテッドエディション アルレッキーノII マジックフレックス

そのブランド名はアルマンドシモーニクラブ。

あれ?アルマンドシモーニ…どこかで聞いたことのある名前。

これって、OMASの創業者の名前じゃないですか!

OMASとは「Officina Meccanica Armando simony = アルマンド・シモーニ工房」の頭文字。

アルマンドシモーニクラブはかつてOMAS自身が運営していたオマス愛好会。

そのアルマンドシモーニクラブがOMASの材料と工場で、新たに万年筆を制作したのです!!

ああ、待っていたよOMAS。

OMASというブランド名ではなくなりましたが、敢えて「おかえり」と言ってあげたいです。

あの美しく気高いOMASの魂を受け継ぐアルマンドシモーニクラブ。

しかもこの万年筆、ただの復刻ではないのです。

刻印もアルマンドシモーニクラブのロゴ

ペン先は「マジックフレックス」と呼ばれる絶妙に柔らかいペン先。

さすが愛好会が作る万年筆だけあって、イタリア万年筆の魅力を余すところなく詰め込んでいます。

ただ残っていた部材で作った、というだけではないのが素敵なところ。

胴軸にもしっかり刻印入り

モデル名となっているアルレッキーノとはイタリアの即興喜劇『コメディア・デラルテ』のキャラクターのひとつ。

ピエロには若干の悲壮さが付きまとうのに対して、

こちらの道化は底なしに明るいキャラクターとして描かれるのだとか。

アルマンドシモーニクラブの万年筆。

今後いつまで発表されるのか、どれほど日本に入ってくるのか。

それは私たちにもわかりません。

しかし消えかかっていた魂の火が一瞬でも再び明るく灯された。

その事実が、とても価値のあることだと思います。

–未来はまったくわからないけれど、きっと明るいものになるよ。

この万年筆をみていると、アルレッキーノがおどけながら励ましてくれます。

気持ちも上向きますね

アルマンドシモーニクラブの万年筆、入荷数も大変少ないです。

ご興味のある方は、是非お早めに。

>>アルマンドシモーニクラブ リミテッドエディション アルレッキーノII マジックフレックスはこちら

ではでは、今回はこのへんで。

皆様の素敵なペンライフの一助となりますように。

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