OMASが廃業となって早1年以上。
ちょうど1年前に当時の心境を綴ったブログも書きました。
そんな折り、イタリアからなにやら素敵な万年筆がやってきました。
アルマンドシモーニクラブ リミテッドエディション アルレッキーノII マジックフレックス
そのブランド名はアルマンドシモーニクラブ。
あれ?アルマンドシモーニ…どこかで聞いたことのある名前。
これって、OMASの創業者の名前じゃないですか!
OMASとは「Officina Meccanica Armando simony = アルマンド・シモーニ工房」の頭文字。
アルマンドシモーニクラブはかつてOMAS自身が運営していたオマス愛好会。
そのアルマンドシモーニクラブがOMASの材料と工場で、新たに万年筆を制作したのです!!
ああ、待っていたよOMAS。
OMASというブランド名ではなくなりましたが、敢えて「おかえり」と言ってあげたいです。
あの美しく気高いOMASの魂を受け継ぐアルマンドシモーニクラブ。
しかもこの万年筆、ただの復刻ではないのです。
ペン先は「マジックフレックス」と呼ばれる絶妙に柔らかいペン先。
さすが愛好会が作る万年筆だけあって、イタリア万年筆の魅力を余すところなく詰め込んでいます。
ただ残っていた部材で作った、というだけではないのが素敵なところ。
モデル名となっているアルレッキーノとはイタリアの即興喜劇『コメディア・デラルテ』のキャラクターのひとつ。
ピエロには若干の悲壮さが付きまとうのに対して、
こちらの道化は底なしに明るいキャラクターとして描かれるのだとか。
アルマンドシモーニクラブの万年筆。
今後いつまで発表されるのか、どれほど日本に入ってくるのか。
それは私たちにもわかりません。
しかし消えかかっていた魂の火が一瞬でも再び明るく灯された。
その事実が、とても価値のあることだと思います。
–未来はまったくわからないけれど、きっと明るいものになるよ。
この万年筆をみていると、アルレッキーノがおどけながら励ましてくれます。
アルマンドシモーニクラブの万年筆、入荷数も大変少ないです。
ご興味のある方は、是非お早めに。
>>アルマンドシモーニクラブ リミテッドエディション アルレッキーノII マジックフレックスはこちら
ではでは、今回はこのへんで。
皆様の素敵なペンライフの一助となりますように。