さっそくですが、本日紹介する万年筆はこちら。
胴軸に彫られたバーレイ模様が特徴の万年筆です。
私もこのモデルのグリーンを持っていて、もう4~5年は愛用しています。
ということで、使い込んでみてはじめてわかった魅力をできる限りお伝えしてみますね。
◆見た目のバランス
まずこのクロマ、見た目のバランスがとても良いのです。
地味すぎず、派手すぎず。
そして古臭すぎず、新しすぎない。
例えばリング。
目立つ刻印や彫金はない代わりに、幅広のものがキャップと尻軸にひとつずつ。
この絶妙なバランス感覚がたまらなくかっこいいと思います。
特にかっこいいのはやはりキャップを後ろにつけた時。
キャップリングと尻軸リング、二つのリングが並んだ時の美しさと言ったら!
もともと非常に軽い万年筆なのでキャップを後ろに差したほうが筆記バランスも良くなるような気がします。
◆あえて!?一条ネジのキャップ
実はこの万年筆、ネジが1条ネジなんです。
あえて1条ネジにしている万年筆って今ではほとんどないんじゃないでしょうか。
それもそのはず、一般的な3条ネジや4条ネジと比べると、
1条ネジはキャップ開閉に時間がかかってしまいます。
でも、それがいいんです。
1条ネジが、このペン特有の「間」を生みだします。
キャップレスのようなスタートダッシュは切れないけれど、
万年筆を手に取りペン先が紙面を捉えるまでのぴん、と張った空気をより肌で感じることができます。
仮にこのペンが普通の3条ネジだったら、ここまでハマっていなかったかもしれません。
キャップが一条ネジなのは欠点ではなく、クロマの大きな魅力のひとつです。
◆消耗品を手に入れやすい
カートリッジ、コンバーターはパイロットのものが使えます。
大手国産の消耗品が使えるのであれば今後も安心して使い続けられますね。
コンバーター界の巨人、CON-70もばっちり。筆記量が多いユーザーにも嬉しい仕様となっています。
※余談ですが、シルバーンのように両用式の万年筆でもCON-70を使うことのできない万年筆もあります。
CON-70はプッシュ式のコンバーターなので使用不可の万年筆の胴軸に無理に収めようとすると
簡単にインクがどばぁー!ってなるので気をつけてくださいね。
3項目に分けて魅力をご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
やはり自分が気に入っている万年筆だと魅力をスラスラお伝えできますね。笑
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ではでは今回はこのへんで。
皆様の素敵なペンライフの一助となりますように。