「これってホントに純金?」
「くすんできたけど、これってシルバー?」
ペンだけでなく、時計やアクセサリーを手にしたときにも
そんなことをふと思った事ありませんか?
そんな時に参考にするのが貴金属にある刻印。
750や585、925などは金や銀の純度を表す数字として知られていますが
その隣(または近く)に見られる絵や数字、アルファベットなどの記号が
ホールマーク。
ホールマークと言えば各国が金や銀などの純度を証明する刻印として
イギリスやフランスのものが有名ですが、
今回はイタリア好きの皆様の声にお答えして(←はい、僕の事です。笑)
イタリアのホールマーク事情について書いていきたいと思います。
いきなりですが、現在のイタリアのホールマークはこんな感じ。
何のこっちゃ分かりませんね…。
でも大丈夫、仕組みが分かれば簡単です。
ひもといていきましょう。
イタリアのホールマークの歴史は1870年代まで遡ります。
当初はそれぞれの銀細工師がイニシャルやフルネーム、
シンボル、都市名や住所などを独自に刻印していたようです。
その後1934年に銀製品の刻印に関する法律が制定。
それぞれの銀細工師は行政に登録をするとそれぞれに数字を割り当てられ
刻印にはその数字と登録した都市の略号が刻印されるようになりました。
そして1968年には先頭に☆マークのついた現在の刻印に。
という事で、さっきのマークで見てみましょう。
ちなみに「☆1 CE」はDELTAの登録番号。
カゼルタで一番目に貴金属メーカーとして認可された事を意味しています。
もう分かりましたね!
残りの二つも見ていくと…。
「☆1425 FI」⇒フィレンツェで1425番目に認可 (VISCONTI)
「☆5 TO」⇒トリノで5番目に認可 (AURORA)
ところでこのホールマークは強制ではなく任意だそうで
ものによっては刻印されていないのであしからず。
また、DELTAが認可されたのは2000年12月なので
それ以前のペンにもついていません。
何はともあれ、皆様も是非ご愛用のイタリアのペンを
チェックしてみてください♪
え、イタリアのペンは持ってない?
そんな方はこれを機に是非イタリアのペンに触れてみてください♪
≫≫DELTAはこちら。
≫≫VISCONTIはこちら。
≫≫AURORAはこちら。
ではでは。