いつものように万年筆を洗浄していたある日のこと。
水の入ったコップに入れて一晩置いたペリカンのM400を取り出しました。
次は何色のインクを入れてみようかなーなどと悩んでいたら
あれ?首軸と胴軸の間に隙間が。。。
長い間使ってたから緩んできたのかな?と思い、
ぐっと押し込みましたが結構な力でもびくともしません。
えー!これ治らないのか。。。
そもそも何が原因なんだろう。。。
よくよく調べてみたところ
「スーベレーンのストライプ模様が水によって膨張している」
状態らしいです。
そう。
そうなんです。
スーベレーンのストライプ模様は2種類の樹脂を交互に重ねて作られています。
そのため水にずっと漬けておくと切断面より樹脂が膨張し、
首軸を押し出してしまうといった事が起こるのです。
しかも一度膨張してしまうと元には戻らず。。。
よく万年筆の洗浄方法で両用式の写真付きで「首軸ごと一晩水に漬ける」みたいなのをたまに見かけますが、
みなさん!ストライプのスーベレーンは漬け置きに注意!!!です。
P.S.職場で僕のM400を同僚に見せると、ジャンク品扱いされました。。。笑