ペリカンのヴィンテージの中で
現在のスーベレーンシリーズに引き継がれている、
人気の高い1950年代の#400シリーズをご紹介します。
#400は1950年~1956年まで製造されました。
現在のスーベレーンM400とサイズ、形はほぼ同じですが、
縞の模様が不揃いで濃淡があるものが多いです。
尻軸にはペン先の太さが刻印されたものも多く存在します。
(刻印が無いものもあります)
ペン先はシンプルなロゴの刻印だけのものが多いですが、
1954年からペン先にペリカンマークが刻印されたものに変更されたため
まれにNやNNと同じペン先を持つものも存在します。
#400Nは1956年のほぼ半年間のみの製造と言われています。
『N』は「NEW」の意味です。
#400によりも少し細身で尻軸がややシェイプされたデザインです。
製造期間が短いため希少で人気が高く、
中古相場も高くなる傾向にあります。
ミュージアムピースと呼ばれる逸品が多く存在するモデルです。
#400NNは1956年~1965年までの9年間製造されました。
天冠と尻軸はよりシャープさを増して、
尖った印象のフォルムになりました。
1970年代にペリカンの関連会社「メルツ&クレル社」が
日本向けに製造した#400M&Kはそっくりですが、
外見の一番大きな違いは、
尻軸と胴軸の間に段差があるものが#400NNで、
そこで見分けることができます。
#400シリーズは長く使い続けれられる
しっかりとした作りで今もなお愛用者が多く、
個体差はかなりありますが、
やわらかいペン先のものが多く存在し、
人気の理由の大きな一つとなっています。
ご来店の際には是非お試し下さい。
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