昨年末、圧倒的な美しさに心を奪われ
私の2017年の「忘年筆」となったディヴィーナ エレガンス。
3ヶ月使ってわかった、その使い心地をレビューしてみたいと思います。
◆外観
まずは何と言ってもこの美しさ。
螺鈿を思わせるようなパールマーブルの緑にやや赤味を帯びたブロンズゴールドのトリムが気品を感じさせます。
ディヴィーナ コレクションは世界で最も美しいと言われる「黄金比」をもとに設計、デザインされたコレクションです。
パルテノン神殿、モナリザ、アップルのロゴなどが美しいのもこの黄金比を採用しているから。
ディヴィーナが美しい万年筆であることは、もはや必然ですらあります。
ただし、使い込んでいくうちに気付いた注意点がひとつ。
クリップと尻軸を除く金属部はブロンズでできており、スターリングシルバーや真鍮の製品と同様にエイジングします。
ずっとピカピカに保ちたい方は金属磨き布などでこまめに磨く必要があるのでご注意くださいませ。
◆サイズ
パッと見た目は大きく見えますが、キャップを外した状態だとM400とほぼ同サイズ。
キャップの大きさも変わりません。
しかしながら収納時全長、キャップを尻軸につけた筆記時全長では大きな差が。
これはビスコンティ ディヴィーナの方がキャップの差込が浅いからだと思われます。
「フックセーフロック」という独自のキャップ装着方式が関係していそうです。
余談ですが「フックセーフロック」、思っていた以上に便利です。
ペンを手に取る
↓
キャップを外す
↓
書き出す
までにかかる時間が短くとてもスムーズ。
ちょこちょこ「メモをとってペンを置く」を繰り返すような使い方に適していると思いました。
◆ペン先
ペン先はビスコンティ独自の23Kパラジウム製の「ドリームタッチ」ペン先。
サイズとしてはやや小ぶりの、M400のニブと同程度の大きさのニブが装着されています。
見比べてみるとペリカンよりも平らで、しなりやすい形状であることがわかります。
実際に筆圧をかけて書いてみるとフォルカンやフレックスニブなどと同様に
加減によって線幅をある程度は変化させることができます。
コシのある弾力ペン先というよりはフワフワ柔らかに近い書き味。
普段スチールペン先の万年筆を使っている方は戸惑うかもしれませんが、
柔らかいペン先が好みの方にとっては非常に気持ちよくかけるペン先になっています。
◆まとめ
数ある万年筆の中でも、使って・眺めてここまで満足できる万年筆もなかなかないと思います。
決して安い万年筆ではないけれど、買ってよかったと心から思える一本。
自信をもっておすすめします。
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