クラシカルとモダンが共存した
ニューフェイス

2025年12月03日

2025年
ドイツの筆記具メーカー
『DIPLOMAT ディプロマット』から
新たなモデル『バイパー』がリリースされました

数年ぶりの全く新しい形のモデルとして
登場した今作は
カジュアルラインながらも高い完成度で
当店スタッフもその出来に
思わず唸ってしまうほどでした

今回はそんな新作の魅力について
紐解いていきたいと思います



【モデル名と外観】

モデル名の『VIPER』とは
日本語で毒蛇マムシを表します

その名前のように
まるで軸全体を覆う蛇のうろこのような
彫刻が施されています

ディプロマットで
これまでリリースされてきた
『アエロ』や『エロックス』と同様
ボディの素材にはアルミニウムが採用されています

これらの製品づくりで
培われてきた加工技術によって
細かな彫刻模様はとても精度が高く
そして立体感のある深い彫刻を実現しています

そして溝の彫られていない表面部分は
あえて少し粒立ったざらつきのある加工が施され
より生き物らしさを感じられる点にも
製造へのこだわりが感じられます

実際に手に取ってみると
見た目の印象に反し
意外なほどさらっとした手触りで
彫刻の角で痛くなることもありません

比較的カジュアルラインのモデルでありながら
高い彫刻技術が伺える仕上がりとなっています



【機構とスペックについて】

インクの吸入はカートリッジ、コンバーター両用式
首軸に覆われるようにしたステンレス製のペン先は
固めな書き心地ですが、多少のしなりがあります
ネーミングや軸のデザインと相まって
どこか舌を出したマムシのようにも感じられます

そして嵌合式のキャップには
マグネットが内蔵されており
独特な心地良いクリック感とともに
高い密閉感をキープできます

重量は30gと重すぎず軽すぎない設計は
性別や手の大きさを問わず
多くのユーザーにお勧めです



【クラシカルとモダンの共存】

実は今作で用いられているデザインは
細部を見ると
とてもクラシカルな万年筆のデザインを
踏襲している部分が見受けられます

そのうちの1つはペン先のデザインにあります
首軸にニブの殆どが隠されている仕様を
「フーデッドニブ」と呼びます

現在ではあまり見られなくなりましたが
インクの乾燥を防ぎ供給を安定させる目的で
パーカーをはじめ多くのメーカーが
こうしたデザインを採用してきました

2つめは
このモデルを象徴する彫刻模様です
ヨーロッパの金属加工における
装飾のための伝統的な彫刻模様の一つに
「バーリーコーン」
フランス語では「グレンドルジュ」
と呼ばれるものがあります

これは“麦の粒”を意味し
縦方向に伸びる波線を波の山が交互になるよう
連続して並べることで
細かな麦粒が浮かび上がるような見た目になります

バイパーもまさにこの彫刻技法を採用していますが
現代的な素材とカラーリング
さらにはパターンの幅を調節し
表面仕上げを加えることで
ユーザーに全く異なる印象を与えています
伝統的な意匠を取り入れつつも
テーマに合わせたデザインと加工技術によって
現代にふさわしい新作と言えます

先日新たなカラーバリエーションとして
グリーン加わり現在は4色展開となりました

そして新しいアイテムとして
全色のボールペンもリリースされています

ディプロマットの
新たなスタンダードとなる今作を
ぜひお手に取ってご覧くださいませ

DIPLOMAT バイパー の
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商品名は
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紹介しております
ぜひご覧くださいませ





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