キングダムノートオリジナルといえば
スポイト付きインクボトル 30ml
ソフトペンシース
少々独特なコンセプトのインクなど…
みなさまに長きにわたって
ご愛顧いただいている商品がいくつもございます
そのなかで今回紹介するのは
キングダムノート別注
ペンシルポリマー芯 1.18mmです
ヤード・オ・レッドや
ヴィンテージのペンシルに
多く用いられる1.18mm芯
繰り出し式のシャープペンシルを
愛用の皆さまにはなじみ深い芯径ですが
現代日本の一般的な文具店では
まずお目にかかることはない
特殊な芯径でもあります
ヴィンテージペンシルの代表格と言えば
ノック式ペンシルでは
モンブラン「Pix」やペリカン「350」「450」
繰り出し式ペンシルでは
エバーシャープや
早川式操出鉛筆などがあげられます
それらは戦前から戦後にかけて
大量に生産されていましたが
これらの多くには0.92mm
もしくは1.18mm
の芯が多く用いられていました
鉛筆芯から発展したペンシル芯は粘土芯であり
これ以上に細い芯は折れやすく
実用化が困難でした
しかし
1960年にぺんてる社が世界で初めて
❝従来の粘土の代わりに合成樹脂を用いて
黒鉛粉末を焼き固めた画期的な芯(樹脂芯)❞
ポリマー芯
を発明
翌々年には0.5㎜、0.7㎜
さらに1968年には
0.3㎜の極細芯までもが発売されたことで
特に漢字などを筆記するために
細字が求められる国内市場においては
使用が簡便なノック式=0.5mmが
主流となり
繰り出し式=1,18mmのペンシルは
急速に下火になっていきます
日本工業規格(JIS)
および
国際標準化機構(ISO)が定める
シャープペンシル芯の規格は以下の通りです
【表示直径】
・0.2㎜
・0.3㎜
・0.4㎜
・0.5㎜
・0.7㎜
・0.9㎜
・1.3㎜
・1.4㎜
・2.0㎜
※表示直径が2.0㎜を超えるものは鉛筆芯の扱い
ご覧の通り「1.18mm」がありません…!
近年になり
・0.2㎜
・0.4㎜
・1.4㎜
の3つの芯径が新たに追加されているのですが
残念ながら現在は
国内/国際規格のいずれにおいても
存在していません
また現在では1,18mmを使用する
ペンシルメカニズムを製造する
国内メーカーも存在していません
決してポピュラーとは言えない
1.18mm芯ですが
当然のことながら
ヴィンテージペンシルには必要不可欠なものです
いま現在1,18mmの代名詞でもある
ヤード・オ・レッドの
国内代理店が存在しないとなれば
国内でメーカー純正品を手に入れる手段は
アウロラ ミニ・スケッチペン替芯に限られます
※当店取扱い無し
規格芯でもなく
忘れ去られた芯…
という
見方もあるかとは思いますが
1.18mmが非常に魅力的な芯であることを
強くお伝えしたいです
太い芯径ゆえに
片減りを防ぐために回しながら使う必要があり
細かい書き込みは苦手としますが
その圧倒的ともいえる芯径での筆記は
はじめて書いたときには
衝撃を覚えるほどの滑らかさです
とりわけ4B芯で筆記してみると
その滑らかさが
良くお分かりいただけるかと思います
鉛筆芯ほどの太さではありませんから
芯研磨器は必須ではありません
普段使いにも
ちょっとしたメモ書きにも
よくお使いいただけます
※比較参考例
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事実キングダムノートスタッフも
1.18mmのペンシルを愛用しているスタッフが
圧倒的に多いです
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現在キングダムノートで
オリジナルとして販売しているのは3種類です
▪黒芯
KINGDOM NOTE
1.18mm/4B 24本入り(鉛/ポリマー芯)
の
お買い物はこちら>>
▪青芯
KINGDOM NOTE
1.18mm 青 24本入り (カラー/ポリマー芯)
の
お買い物はこちら>>
そしてお客様からの長年のご要望に応え
先日新たにラインナップに加わった
▪赤芯(カラー芯)
KINGDOM NOTE
1.18mm 赤 24本入り (カラー/ポリマー芯)
の
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いずれも
芯径は1.18mm/全長は60mm
ご使用になるペンシルによっては
折ってご使用ください
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3種共ポリマー芯で
当店から国内メーカーに依頼して
ケース含めすべてを日本国内で製造をしています
黒芯については
製造メーカーのラインナップで
最も柔らかな4Bのため
濃く滑らかな書き心地
ポリマー芯で折れづらく
どんなペンシルにも
お使いいただきやすい芯です
青芯と赤芯はカラー芯のため
鉛芯のように濃さの段階はありません
鉛芯とは製法も異なるため
単純比較はできませんが
わたしの体感ではH程度の書き心地で
明るく爽やかな発色です
黒芯同様にポリマー芯で折れづらく
ペンシルの使い分けにお勧めです
なおカラー芯のため
消しゴムでは消しにくい仕様です
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かつては多くのメーカーから販売がありましたが
現在では国内で安定的にお求めいただける
唯一のカラー芯かと存じます
意識をしなければ
なかなか見かけることのない芯です
当店をご利用いただくお客様ならではの
ご要望から生まれた
KINGDOM NOTE別注のペンシル芯が
この魅力あふれる世界を
より一層楽しくする手助けとなれば幸いです
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