ベネディクト16世の為に作られた万年筆
Sindone-シンドーネ-

2023年08月14日

2010年、聖ヨハネ大聖堂で聖遺物「聖骸布」が一般公開されました。

その際にローマ教皇ベネディクト16世が使用した教皇専用万年筆を、イタリア筆記具メーカーAURORAアウロラが制作しました。

特別に同モデルの複製許可を得て、限定210本が発売されています。

聖骸布とは、キリスト教・カトリック教会において定められた聖遺物の一つです。

聖遺物と聞いてぴんと来ない方でも、アーサー王伝説にも語られる聖杯やロンギヌスの槍などは、どこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。

聖遺物には等級があり、第1級ではキリストや聖母マリアの生涯に関わる物品と、聖人の認定を受けた故人の遺体などがあげられます。

今回の聖遺物は「トリノの聖骸布」と呼ばれ、ゴルゴダの丘での磔刑ののち、キリストの遺体を包んでいたとされているものとなります。

当然等級は1級であり、通常一般に公開されることはありません。

この聖骸布は発見されてから約600年もの間、補修や修繕を行い受け継がれて来たものですが、20世紀の100年間に公開されたのはわずか4回でした。

それがカトリック教会における大聖年、節目の2000年に一般公開が行われ、その後2002年の修復作業の後、2010年に修復後初めて一般に公開されました。

一般公開は聖骸布が保存されているトリノの聖ヨハネ大聖堂で行われており、その期間中に当時のローマ教皇ベネディクト16世が訪問されています。

その際に使用した筆記具がトリノ市から贈呈された、教皇専用に制作されたアウロラ製万年筆であったことから、同じモデルを聖骸布の公開記念として販売する許可を得たとのことです。

白と金を基調とした胴軸は、伝統的なローマ教皇の白衣がモチーフのようで、純潔や無垢といった穢れのない象徴を思わせてくれます。

シルバーのキャップには、「SANTA SINDONE OSTENSIONE 2010」(2010年聖骸布公開)と彫り込まれています。

敢えて年数を入れることで、今後も聖骸布が望む人の目に触れることがあるようにと考えていたのではないか…
そう思わずにはいられません。

2020年にも聖骸布は一般公開をしていますが、レプリカがトリノの聖骸布博物館で展示されているので観覧するならばそちらが良いかもしれません。

海外旅行も自由に行えるようになった今、
このペンと共に聖地巡礼などいかがでしょうか。

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