本年は6月から30℃を超え、
7月には40℃近くまで気温が上がる地域が続々と…
全国的に危険な猛暑日が続いております。

キングダムノートが位置する新宿も連日異常な暑さ。

日中はアスファルトも溶けてしまいそうな暑さで、
夜になっても気温が下がらず、
蒸し暑いサウナのような熱帯夜です。

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さて、万年筆を飛行機に持ち込むと、
気圧の変化によって、
インク漏れを起こすのは有名な話ですが、
実は気温差でもインク漏れは発生する事があります。

特に発生しやすい状況は冬の寒い季節。
気温が低い外から、
暖房が効いた暖かい部屋へ移動させた時。
私も何度か経験したことがあります。

しかしこの異常な猛暑の影響か、
先日、外出先の野外で万年筆を使おうとした際、
盛大にインク漏れが発生していました。

恐らく暑さで万年筆が熱くなり、
コンバーター内の空気が膨張し、
中のインクが噴き出したと考えられます。

空気の膨張は、
空気を温まることが要因で起こる事象です。

エアコンの効いた涼しい室内から、
本年のような異常な暑さの外への移動も、
インク漏れが発生するという事を経験しました。

【インク漏れを防ぐために気を付ける事】
・急激な温度変化を与えずに徐々に慣れさせる
・なるべく空気を少なくインクを満タンに補充しておく
・ペン先を上に向けた状態にしておく

過去に当ブログでも、
インク漏れについて取り上げており、
インク漏れを起こし難いモデルをご紹介しております。
併せて是非ご覧くださいませ。
過去ブログ【冬と万年筆】はこちら >>
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しかし実は、
暑い夏の季節にインク漏れが発生し、
大惨事になるのは万年筆だけではありません。
お客様対応をしている経験上、
夏は万年筆よりも意外とボールペンが多いのです。

「暑い車内に置いていた」
「日が当たる窓際に置いていた」
「ポケットに挿してずっと炎天下にいた」

など、ボールペンでも同様にインク漏れは起こります。
原理は万年筆と同じです。
ある程度使用したレフィルは、
内部に空間が出来て空気が入ります。
その空気が膨張して、
インクが押し出されボディ内部に溢れ出す…

インクを使用している筆記具を持ち運ぶ際は、
気温差空気の膨張を頭に置いて、
気を付けるようにしましょう。

特に今年のような異常な暑さは要注意です。

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