モンブランパトロンシリーズには、限定4810エディションと限定888エディションの2種類が存在します。
その中でも現在、キングダムノートで両方の取り扱いがある大帝ピョートル1世をご紹介致します。大帝ピョートル1世はロシア帝国初代皇帝の座に着いた人物で、
身長は2mの巨躯で逸話が多く残された人物でもありました。
また、諸外国に使節を派遣(自らも一員として参加)することで
学術知識・機械・造船・医術・軍事技術を国内に取り入れ
ロシアはピョートル大帝施政下、各方面で大きな発展を遂げました。
時には皇帝の身分を伏せ、偽名で造船工として使節に随行し、
自らハンマーをふるって造船に参加し、工員たちの教育をも行ったという話があります。
ピョートル1世の最後は巡視中に座礁した船を見つけ、
うろたえる巡視船員達を前に座礁した船の船員の救助のため率先して海に飛び込み、
結果として救助に成功するも肺炎を発症してしまい、53歳で亡くなりました。
自分の手でなんでもやらないと気が済まない性分で、
一説では暴君のように恐れたれていたとも言われていますが、
本当は誰よりも家来を気遣い優しく、
ロシア帝国を目覚しい勢いで発展させるほどの素晴らしい手腕を持った皇帝でした。
そんなピョートル1世を称え、生み出されたのがパトロンシリーズ大帝ピョートル1世です。
エディション4810(世界4810本限定)はイエローゴールドプレートが施されており、
ロシア帝王の荘厳な邸宅を表したものです。
月桂樹の冠とイエローゴールドの装飾が深緑のボディーを取り囲んでおります。
エディション888(世界限定888本)は、これらの装飾が750ホワイトゴールドとなっています。
キャップトップには高価なエメラルドが埋め込まれておりボディーと同じ緑の輝きを放ちます。
帝政ロシアの象徴である双頭の鷲が、18金のペン先に彫り込まれています。
歴史を築き上げた、偉大なる人物達に敬意を表する為に生まれたパトロンシリーズ。
この万年筆は、大帝ピョートル1世の邸宅を表現していると共に
その偉大さや威厳に相応しいモデルです。