ライフ社より発売のライティングペーパーシリーズには、「バンクペーパー」という特殊な紙を使用しています。
もしかするとタイトルを見て、もうピンと来た方もいらっしゃるかもれませんね。
この便箋に使われているバンクペーパーとは、文字通り銀行で使用されていた紙なのです。
現代では、パソコンでの文字の入力やデータの管理をするのが当たり前の時代になってしまいましたが、
約20年前までは、手書きの伝票や報告書などが当たり前の時代でしたね。
当時、お金の流れを記す帳簿など、大変重要な書類を扱う銀行にとっては、手書きで記すがゆえに、書きやすさや長期保存に適した高い保存性、何度もめくったり擦れても耐えうる、耐久性が紙に求められました。
この紙は主に銀行で使用されていたことから「バンクペーパー」という名がつけられているのです。
筆記性・保存性・耐久性と、「書く」ことを多方面から追及しつくした最高品質の紙として、バンクペーパーは、今でも愛筆家から愛されているのです。