金にもいろいろありますが

2014年04月26日

「金」または「ゴールド」と聞いて多くの方は豪華なイメージをお持ちではないでしょうか。

万年筆やボールペンなどのステーショナリーにも、そのような表記をされてる商品が多くみられます。

ゴールドには幾つかの種類がありますので、簡単ではありますがその違いを紹介したいと思います。
①ゴールドプレート
商品によっては、「ゴールドプレイテッド」や「GP」と表記されてる場合もあります。
ゴールドプレートは、金を電気分解によりミクロン単位で下地の金属に薄い膜を付着させたものを言います。
いわゆる金メッキと呼ばれるもので、こちらのほうがピンとくるかもしれませんね。
下地の金属の腐食防止や色付けを主な目的としています。
使用しているうちに、摩耗によって剥がれてくる事がありますが、コストを抑えられる利点があります。
当店では、品名に関わらず、本体材質は「ゴールドプレート」と表記しています。
パーカーのヴィンテージ万年筆の75 そのゴールドプレート仕様の一つであるゴドロン

②金張り
主に「○○金張り」や単に「金張り」、または「○○KGF」と品名表記されています。
(○○には金の含有量が記載されます/18金張りや14KGFなど)
薄い金箔などを直接、下地の金属に熱による圧着で貼り付けます。
薄いといっても、直接、貼り付けるのでゴールドプレートに比べれば厚みがあり、
長期の使用でも剥がれにくい特徴があります。
また、下地の金属は真鍮などですが、表面は本物の金(含有量による違いはありますが)が
使用されているので、高級感のある見た目ながらソリッドゴールドに比べ、安価な価格で提供できます。
ちなみに純金とは24金の事を指します。
18金の場合は、含有率は75%となります。これは、ペン先でも同様の事がいえます。
当店では、「○○金張り」や「金張り」と本体材質を表記しています。
ペリカンには少ない金張りの万年筆M60 1970年代頃

③ソリッドゴールド
品名表記としては、「○○Kソリッドゴールド」や「○○金無垢」または、「ソリッド△△ゴールド」などがあります。
(○○は金張りと同様、△△は色が記載されます/イエローゴールドやホワイトゴールドなど)
ここで疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
無垢ならば、全て24金であり、含有量の記載は必要ないのではと。
この場合の無垢とは、純金という事ではなく、それ以外のものを使用していない事を意味しています。
純金は柔らかい為、他の金属と混ぜており、便宜上「金無垢」と表記しています。
もちろん、価格においては、金張りと違い中心部まで金の塊ですので、非常に高額となりますが、
腐食に強いのが特徴です。
当店での本体材質の表記は、「○○金無垢」や「○○K△△ゴールド無垢」としています。
モンブランを代表する万年筆#149の18金無垢モデル #1497 1970~80年代

以上が、大まかなゴールドの違いになります。

材質だけで比べるなら、ソリッドーゴールド製が圧倒的に高価格で高級感がありますが、ペンの価値(人気)は、それだけでは決まりません。

もちろん、価格もその理由の1つに挙げられるでしょう。

ですが、人の好みは十人十色といわれる様に書き味・握った感触・大きさ・バランス・デザインなど、購入までの判断材料は幾つもあります。

当店では、新品・中古筆記具を常時、1,500~2,000点のお品を取り揃えております。

是非、ご来店頂きまして、選ぶ楽しみを味わいながら、最良の1本を探してみてはいかがでしょうか。

ご来店、お待ち致しております。

ゴールドプレートの商品はこちら

金張りの商品はこちら

ソリッドゴールドの商品はこちら

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