海外メーカーからも多くの透明万年筆が発売されていますが、
今回ご紹介する万年筆は、日本の富士山の伏流水を水源とし、美しい湧水で有名な「忍野八海」になぞらえ命名された「プラチナ 万年筆 忍野」をご紹介致します。
忍野八海は宇津湖(忍野湖)が干上がってできた場所であり、
当時の湖底跡では、今でも富士山の美しい湧き水がこんこんと沸いています。
そんな忍野八海の湧き水の美しさを表す透明軸は、
軸中央の数センチのみ、まるでさざ波の様な優しく綺麗な反射部分があります。
ただの透明ではなく水面とイメージさせてくれる軸の仕様はプラチナ万年筆の拘りとデザインへの愛を感じます。
「忍野」は澄み切った水を表す為に無駄な色が一切なく、
それでいて冷たい印象の透明ではなくまるで暖かな日差しを帯びたかの様な印象さえ与えてくれるのは、とても不思議です。
透明も奥深い色味ですね。