王国実験室 vol.1

2016年10月25日

万年筆を使っていて浮かんでくる様々な疑問。
そんな疑問にお答えするべく、あれやこれや実験してみようのコーナーです。

記念すべき第一回の内容はこちら!

「インクによって字幅ってどこまで変化するの??」ペン先のインクフローは純正を基準として調整されており、他社製を使うとインクの粘度の違いによって字幅が変わると言われています。

でも、変わるといったってどこまで変わるの?
店頭だとつけペンでしか試せないし、実際に吸入した状態だとどうなの?

ということで、Let’s実験!!

使用するペンはペリカンのスーベレーンM400 EF(通称ジャンクくん)

※なぜジャンクと呼ばれるに至ったかは>>こちらの記事をごらんください。

インクはつけペンではなく、全て吸入して筆記しています。
今回は差を際立たせるために、さらさら系とこってり系といわれるインクを集めてみました。

実際に書いてみたものがこちら。

色による粘度のブレを軽減するため、BlueBlack系で統一

いかがでしょうか。全く同じペンを使ったにも拘らず、
インクの粘度によって字幅が変わってしまうということが分かるかと思います。

差がわかりやすい部分のアップ

ペン先調整をせずとも、インクだけでここまで変化させることができます。
ちょっと字幅が太い/細いなぁと感じているペンがありましたら、インクを見直してみるのも一つの手かもしれません。

※メーカーでは純正のインクを使うことを推奨しています。
他社製のインクを使用して発生した不具合、故障に関してはメーカー保証外になる場合がございます。
他社製インクの使用はあくまで「自己責任」にて!お願いいたします。

本日の実験は以上!
また次回をお楽しみに!

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