1973年4月2日から1975年3月28日まで
NHK総合テレビNHK総合テレビで放送された「新八犬伝」を思い浮かべる方は
どれ程いらっしゃるでしょうか。実写ではなく、人形劇である事がまた
想像力をかき立てられる。そんな大変魅力ある作品でした。
その作品で大きな注目を集め「日本の人形作家」・「人形操作師」
「アートディレクター」名前を世に広める事となったのが、辻村寿三郎氏
一部の方には「耳の長いウサギ」のキャラクターでも有名かもしれません。
私は、後者の耳の長いウサギのファンなのですが、
ウサギの人形は、お着物から小物まで手作りという事もあり、なかなかの
お値段なので私には扇子ぐらいしか手にできませんでした。
しかし、人形であれ、キャラクターであれ、どれもどこか愛らしく、時に儚く思うデザインが魅力に思います。
人形師である事が多くの方には印象に残っておられるかもしれませんが、
アートディレクターとして、素晴らしいデザインも作られるからこそ
1991年(平成3年)に蒔絵師 吉田久斎×アートディレクター辻村寿三郎により
作成されたコラボレーションモデルがコチラです。
他分野のデザイナーを起用して制作した事は、パイロット社として大変に珍しく
当時、話題になったそうです。どこか、幻想的なデザインは大変魅力的です。
他にはないデザインをお探しの方にも、是非おススメの一本です。
詳細はコチラをご参照下さい。
※余談ですが、扇子に黒い汚れの様なスジが写っておりますが、
実は「サイン」です。大変気さくな先生は、作業中でも手を休めて
サラリとサインをされる、素敵な方です。