年代別によるペン先の紹介 その2

2016年07月10日

皆さん、こんにちは。

前回はモンブランの「 マイスターシュテュック #149」の年代別のペン先を紹介致しました。

そこで、今回は#149と双璧をなす、モンブランのもう一つの雄、

「 マイスターシュテュック #146」のペン先を紹介したいと思います。

こちらも以前に載せてはいるのですが、#149を紹介して#146を外すなんて出来ませんでした...

全長・軸径ともに2~3mm程短い#146は、実用性の面では上回るのではないでしょうか。

あくまで個人的見解ですが...

ひと回り小さい為、#149の弟分のような印象を受けますが、実は#146のほうが先に生産されているのです。

少々、前置きが長くなりましたが、それでは年代別のペン先を紹介してまいりましょう。まずは1950年代から。
装飾はゴールド、プラチナの2帯の中白の14Cと刻印されてます。
当店では「#146 14C/字幅」と表記しています。
1950年代

続いて1970年代は2種類あります。
金一色のモノカラーで刻印は18Cまたは14Cがあり、混在してます。
当店表記は「#146 18(14)C全金/字幅」です。
1970年代18C
1970年代14C

1980年代は70年代とほぼ同じですが、刻印が14Kに変更されてます。
当店表記は「#146 14K全金/字幅」です。
1980年代

1990年代から現行は、装飾は50年代同様、2帯の中白ですが、刻印が14Kに変更されてます。
当店表記は「#146 字幅」です。
1990年代~現行

最後はこちら。
デザインは現行同様2帯の中白なのですが、金の含有量を表す刻印が18Kになっております。
フランス向けに製造されたペン先で、製造時期はおそらく1990年代だと思われます。
当店表記は「#146 18K/字幅」です。
中白に18Kの刻印があります

書き味に関しては、初期のモノは軟らかく、現行品に近くなるにつれ硬い印象を受けますが、

個人差、個体差がありますので、実際にお手に取って確かめて頂くのがよろしいでしょう。

なお、1960年代は製造を中止してましたので存在しません。

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