グラナディラ・ペルナンブコ・エボニーなど今まで、希少な木材について多く述べてきましたが、今回ご紹介するのは、銘木と呼ばれるほどに希少な「スネークウッド」についてです。
スネークウッドで有名な筆記具といえば、ファーバーカステル「ペン・オブ・ザ・イヤー2003」が頭に浮かぶ方もいらっしゃるかと思います。
ペン・オブ・ザ・イヤーといえば、スネークウッドの他にも、琥珀やマンモスアイボリー、ガルーシャにホースヘアーなど、聞いただけでも高級が溢れる希少な素材を使用しています。
では、ペン・オブ・ザ・イヤーの素材にも選ばれているスネークウッドとは、一体どれだけ希少な素材なのか疑問を感じるかと思います。
スネークウッドはクワ科の植物で、蛇の皮の模様に似ていることから、「スネークウッド」と呼ばれています。
木材加工品のあらゆる材料の中で最高級とされていて、非常に硬く、水に浮かべようとすると沈んでしまうほど比重があります。
その硬さと木目の美しさから「木のダイヤ」「木の宝石」などと呼ばれています。
また、蛇柄の他に、木目が象形文字にも見えることから、レターウッドとも呼ばれることがあります。
以前にも取り上げた、グラナディラ・ペルナンブコ・エボニーなども、木材の中でも大変希少なクラスに入るのですが、それ以上にスネークウッドは木材としては希少で、市場に年間で5本分しか出回らない程、本当に少ない流通量なのです。
年間の流通量だけでも、スネークウッドの超希少たる所以をご理解いただけたと思います。
あなたも美しい木目のスネークウッドに魅せられてみてはいかがでしょうか。