先日、スタッフと連れ立って「ミュシャ展」にいってきました!
アールヌーヴォーの第一人者である
アルフォンス・ミュシャの作品たち。
デザインやポスター、そして大迫力の絵画は、
繊細で、可憐で、神々しくて… もう、とっても美しかった~!
ミュシャがおもにポスター制作やデザインで活躍していた時期は、
1800年代後半から1900年代前半。
「アールヌーヴォー」全盛のころ。
現代的で美しい装飾、独創的な芸術が一世を風靡していました。
いま、当店にもそんな時代に関係したペンがあるのです。
シェーファー 万年筆 ノスタルジア 14金 ソリッドゴールド
樹脂ボディの上に、透かし彫りで彫刻を施した金無垢の本体が重ねてあります。
施された彫刻のひとつひとつが、よく見ると繊細で、美しい~。
1920年代製造、シェーファーはアメリカのメーカーなので、
「アールデコ」調の彫刻、というべきでしょうか。
アールヌーヴォーの代表的な特徴は、
草木のつるや、草花の模様など
自然のモチーフを用いて優美な曲線を描くこと。
その繊細で細かな表現は、
家具や調度品、ファッションや印刷物にも用いられていました。
照明やガラス製品で有名なエミール・ガレや
サクラダ・ファミリアのアントニ・ガウディもこの時代に活躍しました。
「日常生活の中に、華やかな装飾や草木のモチーフを取り入れる」ことで、
「自然界の美に気づくことができる」という美意識。(すてき!)
そして「アールデコ」は、
アールヌーヴォーの芸術様式から徐々に、
工業製品化して大量生産する流れで始まった芸術様式(諸説ありますが)といわれています。
主にアメリカで成長した芸術。
第一次世界大戦後のアメリカは、
自動車や家電製品が一般家庭に普及し始め
ジャズや映画などの文化が生まれていた華やかな時代。
(小説家フィッツジェラルドが活躍していたのもこの頃!)
機能的でシンプルなデザインが多く生まれ、
アールヌーヴォーの気配も残した「曲線美」が魅力です。
アールヌーヴォーと、アールデコ。
どちらも古き良き時代に生まれた素晴らしい芸術!
本当に美しいデザインだなあ…
と、
この万年筆の美しい曲線にうっとりしつつ、
その時代に想いを馳せてしまいます。
手のひらに乗る、時代を彩る芸術品。
うっとりしますね!
中古万年筆ならではの、貴重な限定品の入荷です。
みなさまも、どうかこの美しい万年筆をお見逃しのないように…
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皆さまに、素敵なペンとの出会いがありますように。