マット加工のペンは使っていて楽しい。
嬉しくて、ずっとすりすりと指先で撫でてしまいます。
今日はマット軸、その魅力をお伝えします。
マット軸の良いところその1.「軸が滑りにくい」
ツヤツヤのペンに比べ、マット加工のペンは滑りにくくさらさらな触り心地。
汗っかきでいつも手汗をかいてしまう人でも、
マット加工のペンだと滑りにくく、しっかりと握って書き続けられます。
余談ですが人は何故緊張すると手汗をかくのでしょうか?
その答えを知るためには太古の昔、人間がまだ猿だった頃まで遡ります。
彼らは命の危険にさらされたとき、
木の枝をしっかりと掴み正確に逃げるため、滑り止めとして汗を分泌するように発達したのだとか。
野生の木の枝をしっかりと滑らずに掴めるよう進化した結果、
今ではペンが滑ってしまう原因となってしまうとは、、、なんとも面白い話です。
気になる人と初めて手をつなぐときに手汗がびっしょり。
なーんて経験は誰しもあるかと思います。
でもこの時に「こ…これは君の手をしっかりと掴んで離さないように進化した結果だから!進化の結果だからーーー!!」
とか言い訳すると確実に相手から手を振りほどかれるので良い子のみんなはやめましょうね。
なんの話だ。
マット軸の良いところその2.「傷が目立ちにくい」
マット軸は言わば表面にごく細かい凹凸が付いている状態です。
使い込んでも多少のスレ傷ならばほとんど目立つことなく隠してくれます。
鏡面のように磨かれた樹脂や金属の表面は美しく高級感に溢れていますが
細かな傷やスレがどうしても目立ってしまうもの。
私は結構それもまた味として楽しむタイプなのですが
気になる人は多いかと思います。
その点で、マット軸はペンケースにガサッと入れたり多少ラフに扱っても大丈夫。
ちょっとやそっとじゃ傷を見せない、タフな相棒なのです。
マット軸の良いところその3.「育てる楽しみがある」
じゃあマット軸のペンはずっと変わらない見た目なの?と言われるとそうではありません。
通常とは逆で、使い込むことで表面の凹凸がなくなりツヤが出てきます。
しっかりと使い込むことで段々とツヤが出てくる。
これってレザーと同じじゃないですか?
使い込んでクタッとしてツヤツヤになったレザーはもはや説明不要の魅力ですよね。
マット軸も同じような楽しみ方ができると思うんです。
前項で言った通り、マット軸は基本スレ傷は目立ちにくく経年変化は起こりにくいです。
だからこそツヤが出るまで使い込んだマット軸は素敵だなあと思うわけです。
「おいおいマット軸の素晴らしさを散々語ったあとなのに、最後はツヤの話をするのか」とツッコまれそうですが。。。
鏡面のようにピッカピカになることは中々ありません。
艶めくといっても鈍く、控えめに円熟味を醸しながら輝きます。
マット軸が艶めくのは劣化ではなく、立派な「熟成」なのです。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか。
悪目立ちもせず、扱いやすいということではじめの一本にも良いかと思います。
あえてマット軸という選択、意外とオススメですよ。
ではでは、今回はこのへんで。
皆様の素敵なペンライフの一助となりますように。
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