突然ですが皆さんは「自分の名前の意味やエピソード」をご存知でしょうか?
誰がつけたのか?どんな意味なのか?どんな想いがあったのか?
誰かにふとした時に教えてもらうことはあっても
詳しく訊いたことがある人はそれほど多くないのではないでしょうか?「名前に込められたもの」を知るというのはとても大切なことですよね。
ただあえて訊いてみるかと言われると・・・
そのためか学校によっては授業の一環として
両親に自分の名前の意味やエピソードを尋ねる課題を出すところもあるようです。
きっとその時は気恥ずかしい気持ちになると思いますが、
大人になって振り返ってみた時にいい課題だったと感じる気がします。
そして、もちろんペンにも様々な名前があります。
1960年代以前のペンはどちらかというと
モンブラン#149、ペリカン#400など型番でつけられた
あっさりとした名前のペンが多いように思います。
人間で言うと「一郎さん」「次郎さん」と同じ感覚かもしれませんね。
個人的にはあくまでも「道具」という名づけれ方も好きです。
ただその無骨なネーミングにも何らかの想いやエピソードはあったはず。
それが今に伝えられていないのは少し残念です。
一方、1960年代以降のモデルは何らかの意味を持った
ネーミングのモデルが多くなるようです。
ラミー2000やプラチナ#3776などのネーミング由来は有名ですが、
今回はその中でも比較的最近のモデルで
私がよくよく考えてみると味わい深い感じた2つご紹介します。
詳しいエピソードは分からないので、
あくまでも意味や想いを想像するだけですが。
ご自分用にも、プレゼント用にもお勧めです。
まず1つ目がパーカーの【ソネット】
ソネットとは14行から成るヨーロッパの伝統的な詩の形のひとつ。
イギリスが誇る偉大な作家、詩人である
シェイクスピアが用いたことでよく知られています。
その語源は「小さな歌」という意味だったそうです。
きっとネーミングの由来は
「(お気に入りの)小さな歌をいつも携える」という意味合いでしょうね。
なんとも詩的ではないでしょうか?
詩の優美さを表したような柔らかなフォルムですね。
もう一つはモンブランの【スターウォーカー】
そのまま訳すと「星を歩く人」といったところでしょうか。
※スターウォーカーと聞くとどうしても
「スカイウォーカー」を思い出してしまう方は
「あの作品」がお好きな方ですね(笑)
モンブランのイメージでいうと
「幾多の星々を巡り歩き、新たな出逢いを求め続ける挑戦者」
というような力強い意味合いで名づけられたのでしょうね。
モデル自体もマニッシュでスタイリッシュなフォルムです
その他にも意味や想いを持ったモデルは本当にたくさんあります。
もしかしたらネーミングというのも普段使うペンの選び方の一つかもしれません。
自分の想いをペンで表すのもちょっと素敵ですよね。
でも、きっと私たちはその「名前」に込められたものを
普段は誰かに話すこともなく、そっと心にしまっておくはずです。
名前に込められた意味や想い、祈りのようなものがあると知っている。
それだけでいい気がします。