先日テレビで放送された、
世界はほしいモノにあふれてる「想いを伝える文房具 ドイツ・オーストリア」編。
タイトルだけで心くすぐられる中、飛び込んで来た言葉。
「シュライプクルトゥ(シュライブクルトゥ)。」
「書くことで、生きることを学んだ。」
現地の方のある一言。
なんと、刺さる言葉でしょうか。
ドイツでは、”書く”という行為が人々に染み付いています。
子どもの手に合わせ、学年毎に形状の異なる万年筆、
学業での万年筆の使用をはじめ、
手紙やカードの交換といった習慣、日記。
手で書くということが身近にある素敵な世界。
「Schreibkultur(シュライプクルトゥ)」
とは、書く文化、を指すドイツ特有の言葉。
「お金を無くせないように、ドイツから手書きの文化を無くすことは出来ない。」
そんなドイツから魅力的な筆記具が多く誕生することは、
必然であるといっても過言ではありません。
国民に根付くこの意識を、日本にも広めたい――。
日本をはじめ、世界でデジタル化が進む現在、
日常的に文字を書くという行為そのものが減っています。
手で書く、ということが特別なことにさえなりつつある悲しい現実。
「ヨガや教会に行くように、書くことは自分自身と深く向き合うこと」
幼少期から万年筆と身近に暮らし、
筆記具、そして書くという文化と共に成長するドイツ人。
子どもの頃から万年筆に触れる、その貴重な体験を、
我々日本人も見習って損はないかもしれません。
キングダムノートにも、万年筆の入り口として使っていただきたい一本、ございます。
恐々としたこの社会。
「おうち時間」、が
色々と自分を見直す機会や心改める時間となりつつあります。
アナログならではの素晴らしさを、これからの世代、
未来に繋ぐために、
筆記具を通して何か伝えられることは無いか、
小さなお店ではありますが考え続けていきたいと思います。
と、大層なことを言ってみたり。
ドイツ行きたい。
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