今回、紹介致します万年筆はオマスの「イタリア’90」です。
この万年筆は1990年のサッカー、ワールドカップがイタリアで開催された事を記念して製造されまして限定本数は5,000本です。
ちなみにこの年、イタリアは残念ながら3位でした。(優勝は西ドイツ)
ワールドカップといえば、12/8より世界一のクラブを決めるトヨタ・クラブワールドカップが開幕し、
開催国枠で出場したJリーグ王者、柏レイソルがオセアニア王者のオークランド・シティに2-0で勝利しました。
この勢いに乗って、南米王者のサントスや欧州王者のバルセロナとの対戦を実現、
そしてかなり厳しいでしょうが勝利してほしいですね。
話がそれましたので、万年筆に戻ります。
軸色のグリーンはピッチの芝を表現しているのですが、私が初めてこの万年筆を見たとき違和感を感じたことを覚えています。
それは「何故、軸の色が青ではないんだろう」ということです。
「アズーリ」の愛称で親しまれ、地中海やその上に広がる空を表現してる「青」こそがイタリア代表のカラーなのに・・・。
実際、イタリアの万年筆には青を基調としたモノも多いですし、アウロラの「マーレ」やデルタの「ドルチェビータ ブルー」など
それにキングダムノート別注のデルタ「エテルニタ チェレステ」もそうです。
実はイタリア’90には青軸バージョンも存在しており、
関係者のみに配られたそうで限定数は1,000本です。
しかも青軸のペン先は通常の14金ではなく、18金です。
当店に2本ある在庫(12/9現在)のうち1本は18金ですので、書き味を比較してみました。
ただし、当店の18金のペンは通常の緑軸です。おそらくペン先のみ取り換えたのでしょう。
14金の書き味については、知ってる方も多いと思いますが、この年代とは思えない柔らかさに特徴があります。
ですが、18金にその柔らかさは感じられません。
よく見ると14金より若干、ペン先が厚いです。
これが狙いなのかは判りませんが、あえてそのような仕様にしたのかもしれませんね。
どちらが良いかはお好みによりますので意見が分かれると思いますが、
イタリア’90をお探しの方や興味を持たれました方は是非、当店にてお試し下さい。
ご来店、お待ち致しております。