日本ではタータンチェックと呼ばれ、
ファッションの定番として愛される「タータン」。
元々は家紋のような意味合いを持ち、
スコットランドの氏族が紋章がわりに用いていたもので、
種族、階級、戦時中敵味方を区別するのにも使われた歴史深い柄です。
現在は世界中で愛されているタータンですが、
その柄は登録制で、スコットランドタータン登記所で認められたもののみが
正式なタータンとされています。
今回ご紹介するのはスコットランド・グラスゴーにある出版社、
WAVERLEY(ウェバリー)社によるノート。
表紙の装丁に使用しているタータンは
3つのロイヤルワラント(英国王室御用達)を取得している
由緒正しいスコットランドのキルトメーカー、
「Kinloch Anderson(キンロック・アンダーソン)」から提供された正式なものです。
今回は全8柄を一挙ご紹介いたします!
【ロイヤルスチュワート】
スコットランド王族のために作られた代表的なタータン。
現在ではスコッツガーズパイプ隊が身に着けています。
【ブラックウォッチ】
軍隊用に作られたタータン。
スコットランドでは、18世紀ごろから各隊が同じ種類のタータンを
身につけていたと言われています。
【ドレスゴードン】
スコットランドの由緒ある氏族(クラン)、
または政府より認められた家族が着用するタータン。
【マレーオブアトールエンシェント】
こちらもスコットランドの由緒ある氏族(クラン)、
または政府より認められた家族が着用するタータン。
【アイルオブスカイ】
タータンの中で最も古く地域ごと(街、州、国など)にパターンが異なるタータン。
【ホリールード】
特定の、もしくは公式のイベントの為に作られたタータン。
このパターンは2012年のエリザベス女王即位60周年を記念して作られたもの。
【キンロックアンダーソン】
会社や組織のためにつくられたタータン。
制服や販売促進、企業イメージに用いられます。
【カレドニア】
ファッションや一般流通用のタータン。
以上、気になる柄はありましたでしょうか。
ちなみに製本方式は多くの高級ノートに採用され、耐久性にも優れる糸綴じ製本。
罫線は右側のみ横罫がプリントされた贅沢な仕様で、
裏表紙の内側にはポケットが付属されています。
>>WAVERLEY ウェバリー ノート タータンクロス ノートブック
秋冬シーズン、特に高い人気を誇る「タータン」チェック。
まだまだ寒い日が続きますが、
この冬は是非ノートにもタータンを取り入れてみてはいかがでしょうか。
ではでは。
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