えっキングダムノート、こんなのも扱っているの?
扱っています。意外ですか?
◆青幻舎360°BOOK
青幻舎という出版社が製作している、「360°BOOK」。
発表後、瞬く間にネットで話題が広がり、テレビでも紹介され大きな反響をよびました。
このカード、なぜこんなに話題なのでしょうか?
◇面白い!だけじゃなく実は深い!?画期的なコンセプト
「360°BOOK」は、
円を描くように本をぐるっと開くと、瞬く間に立体のジオラマが現れる、
という仕掛けの画期的な本です。
この作品を作ったのは、大野友資さん。
建築家であり、デザイナーであり、エンジニアでもあります。
建築、インテリア、ランドスケープからプロダクト、グラフィックまで幅広いデザインを手がけてきました。
「建築家」でもある大野さんが作った「360°BOOK」。
カテゴリーは「本」ですが、
中に広がる360°の空間の美しさ、細かなディテールは圧巻です。
何度もシミュレーションと計算を重ね、
「空間」をデザインする建築家ならではの視点で作り上げられています。
「富士山」では、美しい鶴が浮世絵のような完璧な配置で富士山のまわりを飛んでいたり!
「あ!こんなところまで!」という
作者の熱いこだわり、面白さがぎゅーーーっとつまっているのです!
このジオラマ部分の「空間」のクオリティが高いからこそ、
アート作品として完成されているんだろうと思います。
本を広げただけで、
美しい 月と地球 や 富士山 が現れ、
閉じているときには
その空間は内側にひっそりと閉じ込められています。
本に 綴じられた空間 を 開くとき、
あなたはどんな気持ちでしょうか。
360°から見て楽しめる、美しい 空間 を見たとき、
あなたはどんな気持ちでしょうか??
きっと驚き、感心で笑顔がこぼれるはず。
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本を開くのは180°まで。
そんな常識をふきとばし、なおかつ独自の世界観が作り上げられています。
「本を開く」ことについて考えさせられる、とてもロマンチックな作品だと思います。
おもしろ飛び出す絵本、とはちょっと違うのです。
(もちろん仕掛け絵本にも傑作はありますが)
◇妥協しない!こだわり
この細かなディテールを再現し、大量生産するには
並々ならぬ苦労があったようです。
通常書籍で使う型抜きでは再現が難しく、大量生産が不可能といわれていたところ、
こだわりを実現するため
京都にある、精密機器をプレスするための非常に精度の高い型抜きを
使用することでようやく解決できたのです。
それも一枚一枚、細かなチェックを経て作られます。
そして360°に開くため、調節しながら糸で綴じていく、
なんとその製本作業はほぼ手作業で行われているのだそう!!
◇贈り物にもぜひ
海外の方へのお土産や、
お世話になっているあの人でのプチギフトにもおすすめです!
さまざまな種類があります。
開いた瞬間の笑顔を想像しながら、
素敵なギフト選びになりますよ)%>うに♪