フランスの作家、ジュール・ヴェルヌの1873年の作品
『80日間世界一周』
1872年ロンドン、資産家のフィリアス・フォッグ氏は紳士仲間と
「80日間で世界を一周する事は出来るか」
という賭けをし、自らの全財産をかけて旅に出ます。
様々な困難や出会いを経て、果たしてフォッグ氏は無事にゴールをし賭けに勝つことが出来るのだろうか…
というお話。
時間や規律に正確なフォッグは、
理論上世界一周が実現できると確信していましたが、旅にトラブルは付きもの。
想定外の出来事が次々と一行を襲い、
ようやくイギリスに帰り着きますが、しかしそこで…!
という150年前に書かれた小説ですが、
さすが冒険小説家ジュール・ヴェルヌの代表作。
作品の世界観に引き込まれてしまいます。
1870年代のイギリスというと、
まだ記憶に新しい2022年9月8日崩御したエリザベス女王の高祖母であるヴィクトリア女王が統治をしていた時代。
産業革命により近代化が進み、蒸気船や鉄道の交通手段も発達し、
急速に経済が発展した事により、人々に旅をしたり趣味を楽しむ余裕が生まれてきた時代でもあります。
ヴェルヌはそんな時代の変化に夢を感じて『80日間世界一周』の構想を得たのでしょうか…
モンブランには過去に2003年の作家シリーズ「ジュール・ヴェルヌ」がありますが、
2021年に新たなシリーズ『マイスターシュテュック 80日間世界一周』を発売しました。
シリーズは
▪レジン
▪ドゥエ
▪ソリテール の3種類。
画像上から、
▪マイスターシュテュック 80日間世界一周 #164 クラシック
▪マイスターシュテュック 80日間世界一周 #145 クラシック
▪マイスターシュテュック 80日間世界一周 #164 クラシック
軸のカラーは、旅のスタートのスエズ運河からボンベイまでの航海を表したインディゴブルー。
キャップに波の模様と一行が乗った蒸気船、ペン先には気球が施され、
天冠にはロンドンからボンベイの旅に要した(10月2日~10月20日)の日数「18DAYS」が刻印されています。
▪マイスターシュテュック 80日間世界一周 ソリテール #146 ル・グラン
天冠側面にはロンドンからボンベイまで18日間の道のり「18DAYS」のレーザー刻印。
そして第2弾として、
2023年4月にボンベイから横浜の旅をモチーフにしたモデルも登場しました。
キングダムノートではまだ入荷履歴はありませんが、いつか手に取る日が楽しみです。
余談ですが、「80日間世界一周」はこれまで何度も映像化されており、有名なのは1956年のアメリカ映画。
アカデミー賞作品賞他多数を受賞した作品でテーマ曲の「Around the World」は皆さんも必ず耳にした事がある名曲です。
また、5代目ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナン主演のテレビシリーズ「新80日間世界一周(1989)」。
私の年代がバレますが、確か当時NHK衛星(現在のBS)で3夜に渡って放送されました。
アイルランド出身のピアース・ブロスナンの醸し出す雰囲気が、イギリス紳士のイメージにぴったりで、インドで出会う女性アウダ妃を演じるジュリア・ニクソンがとても美しいのが印象的な作品です。
映像が残っておらず、今は見る事が出来ないのが残念です。
その後も映画化・ドラマ化されていますので、機会がありましたら是非ご覧ください。
モンブランのシリーズがより身近に感じられる事と思います。
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