「ガルーシャ」とは毒針を持つ種類の「アカエイ」という
エイを加工した革の事ですが、別名「スティングレイ」とも呼ばれています。
ワゴンR!をおもいだしてしまう方は「スティングレー」と書いたほうがしっくりくるかもしれません。
最近ではお財布やスマホケースなどで手にすることも多い人気の革ですが、
実は万年筆にも軸にガルーシャが巻かれたモデルがあります。
◆グラフフォンファーバーカステル 万年筆 ペン・オブ・ザ・イヤー2005 ガルーシャ
ガルーシャの特徴の一つに、磨けば磨くほど光沢感が増す性質があります。
また水に強くメンテナンスは特に必要がなく、
汚れたら固く絞った布で優しく吹き上げる位で十分です。
毎日、使う物にこそより魅力が引き出せる事と思います。
数年前までは革自体が硬いため縫うと糸が切れたり針が折れたりなどで
製作が非常に難しいとされておりましたが
近年では鞣し(なめし)の技術も向上し、ソフトなエイ革に加工が出来るようになったようです。
アジアの国々ではエイ革は、とても縁起が良い革素材と重宝されていますので、
これらの万年筆を所有するだけで幸運に恵まれるかもしれませんね。
「ペン・オブ・ザ・イヤー シリーズ」の軸は毎回その素材にとても特徴があり、
琥珀やホースヘア、マンモスの牙などもあります。
その中でも、手にしっとりと馴染む独特の感触がある「ガルーシャ」は別格の楽しさを感じて頂ける様に思います。
ヒヤリとした感触から、自らの熱で次第にしっとりと変化していく過程もユニークです。
エイの革の想像が全く付かない方や、
トゲトゲした肌さわりの痛いエイ革しか触った事のない方にも是非、お手に取って頂きたいです。
私も当初ザラザラしたイメージを持っていたので、初めて触れた時にとても驚きました。
筆記具を選ぶ時に軸素材も大切なポイントと思って頂けたら幸いです。
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