描くこと、書くこと。

2013年08月17日

以前のブログで、偉大な作曲家について触れましたが、
今回は、芸術つながりで

偉大な美術作家についてのお話を。

ジャクソン・ポロックをご存知でしょうか。

現代美術に造詣のある方であれば、
「当然でしょ?」と仰るかもしれませんね。

アメリカン・モダンアートの礎を築き、
抽象表現主義を代表する作家です。

ポロックは、自身の意識を超えた「無意識」の行動によって起こる、
瞬間的な美しさを見つめ、それを美術作品へと昇華させました。

代表されるアクション・ペインティングの手法はまさに、
「無意識的な自発的行動における美しさを表現する」ための最適の手段でした。

いわば「無意識」を「意識」する、という行為。

・・・・と書くと、小難しそうに感じるかもしれませんね。

自らの意思を超えた先にある美しさ。

瞬間的な美しさを胸にとどめることの尊さ。

そんな気持ちをジャクソン・ポロックの作品は教えてくれる、と、感じます。
(あくまで個人的に、ですが…)

そんなジャクソン・ポロックの試みを再現した美しい万年筆があります。

DELTA デルタ 万年筆 ギャラリー シルバー 1K M

複雑な模様に心奪われる

ご注文はこちら

ポロックの複雑な色彩を再現したシリーズです。

色鮮やかに彩色された樹脂を切り出して作られるボディは、
ひとつひとつ模様が違います。

中古のお品物はすべて1点もの。同じものはひとつとしてありません。
これだ!と思ったもの、そんな運命の出会いがあれば、
ぜひ手にしてみて下さい。

それも、職人の生み出した「瞬間的な美しさ」、ですよね。

瞬間的な美しさ、
無意識の行動で生まれる美しさ、というと、

このシリーズだけにとどまらず、

万年筆に触れている というだけで、
その美しさに触れているような気がします。

初めて万年筆に触れたときを思い出します。

線を描こう、と思う。
インクを入れる。布でペン先をぬぐう。
布についたインクのにじみの美しさに驚きました。

そこで今度は、ペン先を洗浄してみよう、と、
インクのついたペン先を水につけてみる。

途端 水の中にインクがにじみ、淡い広がりができる。

当たり前のことなのですが、
これまた、とても美しいと思ったのを覚えています。
偶然出会えた色のゆらめきに、心を奪われました。

子供の頃に、水彩絵の具で彩色をしたときのような感動を思い出している、
のなのかもしれません。

ですが、大人になって、こんな幼い頃の衝動を思い出させてくれるようなものに
出会えるとは思いませんでした。

万年筆は、線を描く、文字を書くことにも、
いい意味で、全てをコントロールできないものです。

ペン先の形状、インクフローひとつで、
想像していた筆致と大きく変わります。

使用する紙、
手の温度、力加減など、書き味に変化を与える要因は無限にあります。

でも、その味わいの深さに、毎回驚かされ、
感動し、またペンに触れたい、と思うのです。

万年筆をお使いになったことのない方、
もしくは万年筆は手入れをするのが大変だから最近は使っていないなあ・・・という方。

万年筆は、偶然の出会いに感動できる筆記具です。

日々刻々と変わる環境、それによる影響を、
ペンも一緒に受けとめてくれます。
本人が気付いていないようなことも。

「無意識」のうちに起こる、素敵な感動。
ほんの少しだけ、思い出しながら、万年筆に触れてみて下さい。

きっと、日常では気付けないような喜びに出会えるはず。

皆様に、素敵なペンとの出会いがありますように。

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