モンブラン万年筆 前代未聞の間違ったサイン

2020年04月17日

1996年モンブラン社から作家シリーズで発売された
「三銃士」で有名な
フランス人小説家、劇作家の
アレクサンドル・デュマに捧ぐ特別モデルのお話です。

このモデルには作家シリーズならではの
キャップに刻印された名前に2通りの仕様が存在します。

モンブラン社が
アレクサンドル・デュマ・ペール
Alexandre Dumas père
と間違えてその息子である
アレクサンドル・デュマ・フィス
Alexandre Dumas fils
の刻印を入れ生産をしてしまったのです。

気付かないまま発売…
その後、判明し回収を試みますが
既に販売済で追えない物や
サインミスは値上がりする!!
などで逆に集めようとする販売店があったり
そのサインミスに希少価値を感じ
敢えて手放さない持ち主などで
まさに後の祭り。
思うように回収出来ず
世の中に出回ってしまいました。

その後モンブラン社は
正しい刻印を入れ直し
大幅に遅れて再度発売をしています。

とはいえ面白いのは息子の
アレクサンドル・デュマ・フィスも
「椿姫」で有名なれっきとした作家。

父を大デュマ、息子を小デュマと
区別する呼び名も付く親子作家です。

作家シリーズとは…?
間違えてしまったけれど
間違えたのか…
間違えて…は…無いのか…?
回収に応じず手元に残した
オーナー様たちの予測通り
24年経ったいま貴重な珍品として
モンブランファンには堪らない
「小デュマモデル」となりました。

ユニークなエピソードとなったのは
モンブラン社だからこそかも知れません。

最初に気付いた人は誰だったのでしょうか?
その時モンブラン社の
ファーストリアクションは
どんな感じだったのでしょうか…

そこが私の一番気になる所です。

 

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